京急空港線は羽田空港が沖に移転してから大きく変り、品川や横浜方向から直接乗り入れるなど、利便性も格段に増えた。かっての終点だった弁天橋は天空橋駅と名を変え、交通渋滞の難所だった大鳥居交差点周辺も地下化された。更に改良工事が進められ、箱根駅伝名物の京急蒲田の踏み切りの消える日も間近い。風浪から堤防の穴を守った穴守稲荷もある。
天空橋から弁天橋、多摩川に沿って歩いた。車でも結構距離があると思っていたが、これほどあるとは思わなかった。旧ターミナル横にあり、弁天橋脇に移設された穴守稲荷の大鳥居、解体中の羽田東急ホテル、数分おきに着陸する飛行機など、車では見落としがちなものが見られた。一方で、ターミナル周辺は立ち入り禁止だらけで、目の前のターミナルになかなか行けなかった。
JAL主体の第1ターミナルとなった今までのターミナルは、以前より大分空いていた。青が基調の第2ターミナルはANA主体で、第1ターミナルよりは混んでいるものの、発着便そのものが大きく増えたわけではなく、将来に備えた感じである。