赤穂義士
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赤穂義士(松の廊下)

皇居東御苑内に松の廊下跡がある。ここで刃傷事件を起こした浅野内匠頭は、一関藩田村家上屋敷で切腹した。

赤穂義士 点描 (H19-11全面改訂)

赤穂義士関連の記念碑、遺構もある。
高田馬場の堀部安兵衛の仇討ち跡は、意外にも早稲田大学のそばにあった。赤穂義士の処分で徳川綱吉に建議した荻生徂徠の墓は泉岳寺の近くにあり、魚藍坂下交差点近くの長松寺にある。魚藍坂を上り、伊皿子交差点で右折、メリーロード高輪を進み、東海大学付属中高校前の都営アパート奥に細川藩邸跡がある。一角が保存され、大石内蔵助等の自刃の跡が保存されている。
ちなみに、伊皿子交差点で直進して伊皿子坂を下ると泉岳寺に至る。

吉良上野介 点描(H20−12全面改訂)

 両国回向院近くの京葉道路沿いの歩道橋傍に由緒ある町名が消えることを記した本所松坂町跡の碑がある。この碑の手前のガソリンスタンドを曲がり、両国小学校や、両国三丁目郵便局を目標に歩くと、斜め向かいに本所松坂町(現 墨田区 両国三丁目)の吉良上野介邸がある。吉良邸は、白壁の中に稲荷神社がある小さな本所松坂町公園として整備されているが、ごく最近になって道案内の小さな案内板が出来たものの、見落としてしまうほどで、場所が非常に分かりにくく、地元の人に聞いた方が早い。
 赤穂義士祭は高輪泉岳寺が有名であるが、泉岳寺の義士祭は線香がもうもうとし、参拝する人で溢れ返るが、本所の義士祭は衣料の安売りや、地元町内会主催の飲食物や、飲み物販売、両国らしく国技館が販売する鶏ベースのちゃんこ鍋、浅野家ゆかりの地の物産店が建ち並ぶ。しかし、赤穂義士とはほとんど無関係の祭りで、世田谷の冬の風物詩であるボロ市を思い出す。ちゃんこ鍋は500円と安く、量もあって、いくつも用意された大鍋が見る見る空になっていく。

赤穂義士(泉岳寺) (H19-11全面改訂)

赤穂義士と言えば、泉岳寺。都営浅草線の泉岳寺駅から140m歩くだけで、山門に着く。普段の泉岳寺は人も少なく、赤穂義士の墓見物も容易であるが、12月14日の義士祭の状況は一変する。義士祭は本所松坂町の吉良邸跡でも行われる。

赤穂義士 300年祭(平成14年)

平成14年の義士祭は、討ち入り300年祭と重なり、ただでさえ混むのが芋の子を洗うようであった。義士の墓所は線香で煙り、全く歩くことが出来なかった。

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