有名人の墓所
（Ｅｎｇｌｉｓｈ）
江戸時代の有名人
一口に江戸３００年と言うが、谷中霊園の徳川慶喜の墓や、伝通院に葬られている幕府草創期の徳川家康の母於大の方、千姫を始め、遠山の金さん、千葉周作など多くの有名人が眠っている。
両国回向院は両国橋を渡ってすぐの所にあり、ねずみ小僧の墓がある。ここが手狭になったことから、小塚原処刑場近くに分院が出来た。幕末の志士吉田松陰も当初ここに葬られ、幕府から見れば盗賊と同じ扱いである。
伝馬町の牢屋敷は江戸の牢獄であり、処刑場でもあった。吉田松陰などここで処刑されたが、明治維新後、これらの人を弔うため大安楽寺が作られた。
明治維新は、太平の眠りを覚ました黒船来航に始まる。安政の大獄で処刑、小塚原回向院に葬られた吉田松陰は維新後、世田谷の松陰神社に祀られ、近くの豪徳寺には桜田門の変で暗殺された井伊直弼が眠る。維新の最大の功労者西郷は、上野に銅像として人気を集め、大久保は赤坂清水谷で暗殺された。その哀悼碑は巨大ではあるが、人柄や人気同様目立たない。