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秋の大阪、京都散策H251007-08

【関連サイト】   秋の大阪、京都散策H221001-02(北大路駅〜大徳寺〜千本北大路交差点)
有名仏閣 京都 大徳寺
有名仏閣 大阪 四天王寺

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 秋の京都 洛北散策H251007

 京都市営地下鉄烏丸線の北大路駅から北大路通を西進、立命館大学附属小学校を過ぎ、堀川北大路交差点で左折して堀川通へ進むと白く長い塀が続き、その切れ目にひっそりと小野篁、紫式部の墓の案内の碑が立っている。小野篁は9世紀前半の参議で、昼は宮中で、夜は井戸を通り閻魔大王に仕えたと言われ、「愛欲を描いた咎で地獄に落とされた式部を、篁が閻魔大王にとりなした」という伝説がある。
 北大路通の大徳寺前交差点で右折し大徳寺通を北上すると総門があるが、北大路通を大徳寺沿いに西進し南門から大徳寺に入る。黄梅院、龍源院などの大きな塔頭が並ぶ南門からの参道を北上、突き当りの勅使門の右手には総門がある。左の勅使門(重要文化財)、平康頼之墓を歩いて北上、重要文化財の三門、仏殿、法堂と進んで突き当りの宗務本所に出る。3年前に大徳寺を隅から隅まで見物したのでここで引き返し、南門へ戻る。今宮門前交差点には建勲神社北参道の案内があり、千本北大路交差点で千本通を渡って突き当りで左折、西大路通へ進み金閣寺前交差点で右折して鞍馬口通を進む。
 鞍馬口通の突き当りにある金閣寺の黒門から参道を西進、総門を通ると鏡湖池と青空とが一体となった鮮やかな金色の金閣が美しい。庭園の北の丘に入ると、銀河泉(義満公 御茶の水)、巌下水(義満公 お手洗いの水)、龍門の瀧と鯉魚石の遺構や白蛇の塚がある「安民沢」という名の池が続く。丘の上には足利八代将軍義政公遺愛の富士形手水鉢がある茶亭「夕佳亭」があり、その下の不動堂から庭園を出る。

 金閣寺(鹿苑寺)の黒門を出て右折、木辻通(鏡石通)を南西に進む。平成3年に金閣寺から御室方面にいたる道のりは、「きぬかけの路」と公募によって名付けられた。きぬかけの路を歩き、衣笠馬場町交差点を過ぎ、立命館大学衣笠キャンパス沿いに西進、石庭で有名な龍安寺に着く。
 きぬかけの路の龍安寺入口の石柱で右折し参道を北上、拝観受付の山門を抜けて鏡容池沿いに歩き、三笑橋を渡って庫裡への石段を上る。庫裡から方丈に入ると有名な石庭である。石庭は、東西25メートル、南北10メートルの空間に白砂を敷き詰め、15個の石を配したもので、石の意味は謎に包まれており、見る人の自由な解釈に委ねられている。方丈を巡り「吾れ唯足ることを知る」と読む蹲踞(つくばい)、侘助椿を見て外に出る。辨天島に寄った後、鏡容池を周遊する。
 さらに木立に囲まれたきぬかけの路を西進すると、仁和寺の巨大な二王門が見える。仁和4年(888)、宇多天皇が仁和寺を完成されて退位後、出家して住坊にされた。二王門を抜けると参道のはるか奥に中門が見え、左の本坊表門から御殿に入る。白書院前の白砂が美しい南庭の向こうに勅使門があり、右近の橘、左近の桜の桜がある宸殿の廊下を回ると池泉式の北庭があり、境内の五重塔が見える。北庭の先には御殿内の唯一の仏堂で、仁和寺歴代門跡の位牌をおまつりしている。戻って本坊表門から長い参道を北上、勅使門を経て中門を通り境内に入る。遅咲きで有名な御室桜、工事中の観音堂、立派な五重塔と過ぎ、内裏紫宸殿を移築した金堂に至る。

 仁和寺から「きぬかけの路」とも言われた市道衣笠宇多野線(183号)を西進、福王寺交差点で国道162号を渡り、一条通(府道29号)へ進む。宇多野病院、宇多野ユースホステル入口、立命館大学インターナショナル ハウスUと過ぎ、芳香を放つ金木犀や竹林が続く山道をひたすら歩く。一条山越通交差点で山越通を渡ると広沢池に着く。広沢の池は周囲1.3kmの大きな池で、日本三沢の一つに数えられる。異説もあるが、平安時代に遍照寺建立に合わせて庭池として作られたと言われる。佛教大学宗教ミュージアム、案山子の行列を過ぎ、大覚寺門前交差点で右折する。
 参道でもある府道大覚寺平岡線(136号)を北上、大覚寺に入り、大玄関(式台玄関)に置かれた後宇多法皇御使用の御輿江を見る。江戸時代(延宝年間)に後水尾天皇より下賜された寝殿造りの宸殿の前庭には左近の梅、右近の橘、唐門、石舞台が白砂の中にある。嵯峨天皇・後宇多天皇・恒寂入道親王・秘鍵大師(弘法大師)の尊像をお祀りしている御影堂、後水尾天皇の等身大の僧形を奉安している御霊殿(安井堂)、五大堂(本堂)の観月台から見る大沢池と経て、霊宝館、勅封心経殿を通って大玄関(式台玄関)に戻る。

 大覚寺から参道を戻り、大覚寺門前交差点で右折、一条通(府道29号)へ出て突き当りで左折、すぐ先の和菓子店甘春堂前で狭い道に右折する。嵯峨釈迦堂前交差点で左折、長辻通(府道29号)を南下し、嵯峨小学校、JR嵯峨野線の踏切と経て天龍寺に着く。
 天龍寺は足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、暦応2年(1339)、夢窓疎石を開創に迎え創建した寺院である。長辻通(府道29号)から総門をくぐって天龍寺に入り、中門から長い参道を西進して法堂に着く。本玄関、庫裡は改修工事中のため大方丈を見物後に横を通り、曹源池庭園、雲龍図と過ぎ、小方丈脇の階段を上り、拝観コースに従って庭園を散策する。亀山上皇が離宮を営んだ際、後醍醐天皇が学問所とした地に建てられた多宝殿を経て、大方丈に戻り、参道を東進して長辻通に戻る。
 さらに観光客で混みあう長辻通を南下すると、全体が赤い大きな建物が目に入る。京都土産物店が集まった店だが、その奥に京福電鉄の嵐山駅がある。さらに南下すると桂川に架かる渡月橋に至る。

 秋の大阪(四天王寺、大坂城、中之島公園)散策H251008

 3年前は梅田から御堂筋を下り、難波から四天王寺までを歩いた。今回はその続きで谷町筋を北上し、生国魂神社から法円坂交差点を経て大坂城に入り、中之島公園を過ぎて梅田に戻るコースを歩いた。四天王寺前夕陽ケ丘駅から谷町筋を南下、大阪府夕陽丘合同庁舎を経て四天王寺を参拝する。(別ページに整理)。西参道から四天王寺前交差点で右折、谷町筋を北上し、天王寺警察西交差点、生玉南交差点と過ぎて生国魂神社に至る。
 谷町筋を南下し、四天王寺の北西角にある乾門から境内に入る。元三大師堂、大黒堂と過ぎて英霊堂の先で右折し、六時礼讃堂に向かう。重要文化財の六時礼讃堂(六時堂)、石舞台、北引導鐘堂(黄鐘楼)を経て中心伽藍の西重門、五重塔、金堂を通り、西大門(極楽門)から日本三鳥居の石の鳥居から出る。
 谷町筋の生国魂神社案内柱で左折、骨董市が開かれている参道の先に社殿がある。生国魂神社の旧社格は官幣大社で難波大社とも言われる。最初の鎮座地は豊臣期の天守閣周辺で、石山合戦の戦火により焼失し大坂城築城に際して現在地への移転が決定された。境内はそこそこに広く、摂社の数も多いが、官幣大社というほどの格式は感じられない。上方落語発祥の地 米澤彦八の碑があり、境内(別当南坊)で一昼夜をかけて矢数(俳諧)を行い、一人で四千句を読み上げた偉業を称え、南坊跡に西鶴の坐像が建てられた。

 谷町筋をひたすら北上、谷町9丁目交差点で千日前通を渡り、谷町8丁目、谷町7丁目と過ぎ、谷町6丁目交差点で長堀通を渡る。谷町5丁目を経て、谷町4丁目交差点で右折、中央大通へ入り、難波宮跡公園がある法円坂交差点で左折、上町筋へ進み、洒落た感じの大阪府警察本部がある馬場町交差点に至る。
  大阪歴史博物館、NHKがある上町筋の馬場町交差点から大坂城公園へ入ると南外堀で、大手門生国魂神社お旅所跡 生国魂神社と大坂城の案内板がある。左から右へ石垣で覆われた道を上り大手門に向かう。典型的な枡形門で、大手門(高麗門)から入って直角に曲がって大手門(櫓門)から出る。大手口枡形の巨石や、大手門を通り抜けると左にある千貫櫓を見物する。千貫櫓は、織田信長がこの地にあった大坂(石山)本願寺を攻めた際、一つの隅櫓からの横矢に悩まされ、「千貫文の銭を出しても奪い取りたい櫓だ」と兵士たちの間で噂されたという逸話が残っている。大坂城公園内を北上して西の丸庭園の冠木門の入口に至る。
 大坂城は元和5年(1619年)、内藤信正が初代の「大坂城代」となり、翌元和6年(1620年)すっかり築き直した。その後、明治維新(1868年)まで、城代が交代で城の管理にあたった。大坂城代屋敷があった西の丸庭園の東のサクラ並木遊歩道に沿って北上、西の丸庭園から見える天守閣は多くの観光客が屯する本丸広場からとは違い、その美しさ、大きさが実感できる。北東角の高麗門で左折し並木道を北の縁にそって西に進む。花崗岩を使った焔硝蔵や大阪迎賓館を過ぎて、西の遊歩道に沿って南下する。大手門に入った所で見た千貫櫓は南東隅にあり、西の丸庭園からの方が間近に見ることができる。

 大坂城公園の南仕切門跡・太鼓櫓跡を過ぎると石山本願寺推定地の碑と案内がある。豊臣、徳川の2回に亘る築城で、大規模な土木工事により地形的にかなりの改造が加えられて石山本願寺跡の正確な位置や伽藍跡についてはいまだ確認されていない。豊臣秀吉像が立つ豊国神社の前にある桜門から本丸広場へ入ると、銀明水井戸の井筒や、旧大坂市立博物館(旧陸軍第4師団司令部庁舎)がある。観光客で溢れる本丸広場にはタイムカプセル EXPO’70や、切り出したが使用されなかった残念石がある。
 重要文化財の金明水井戸屋形や号砲が天守閣入口前にある。天守閣に上り、風景を楽しむ。 西方面には西の丸庭園を始め、上町筋の馬場町交差点界隈の大阪歴史博物館、NHK大阪放送局、大阪府警察本部がよく見える。北方面はビジネス街で、クリスタルタワー、OBPパナソニックタワー、MIDタワー、松下IMPビル、ホテル ニューオオタニ大阪、OBPキャッスルタワー、大阪城ホールが並び建つ。東方面は木立に覆われ、大阪城梅林、生駒山、JR大阪城公園駅があるが、天候悪化のせいもあり、よく分からない。南方面は本丸広場、修道館、豊国神社、旧大坂市立博物館(旧陸軍第4師団司令部庁舎)、一番櫓ははっきりと分かるが、楠木正成の故事で有名な金剛山はぼやけている。天守閣を見物した後、桜門から修道館。大手門を経て大手前芝生広場へ戻る。

 大坂城公園を出て府庁南交差点で右折、上町筋へ入り、大阪府庁前や西外堀沿いに北上し大手前交差点で左折し、大阪合同庁舎第3号館を過ぎて谷町1丁目交差点で右折、谷町筋へ戻る。天満橋交差点で左折、土佐堀通へ進み、京阪電車天満橋駅を過ぎて天神橋交差点で右折、天神橋筋へ入る。
 天神橋筋の天神橋からのスロープで中之島公園へ入り、芝生広場から御堂筋へ西進する。阪神高速1号環状線の高架先にはバラ園があり、難波橋の左端の通路を通って西側に向かう。京阪中之島線のなにわ橋駅、木村重成表忠碑と進んで重要文化財の大阪市中央公会堂に着く。中之島図書館、大阪市役所と進んで御堂筋に出ると大阪市役所の向かいに日本銀行大阪支店がある。堂島川に架かる大江橋を北上、梅新南交差点で左折して有名な北新地を過ぎ、梅田新道交差点で曽根崎通を渡る。駅前第3ビル、駅前第4ビル、大阪駅前の新阪急ビル、阪急うめだ本店、阪神百貨店、サウスゲートビルと経てJR 大阪駅に至る。




 
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