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秋の大阪、京都散策H290921-23
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01 羽田〜大阪 機上からの風景H290921
羽田を飛び立ち、機上から見ながら東京湾アクアラインの風の塔、海ほたるパーキングエリア、相模湾と過ぎ、赤茶けた富士山、知多半島、中部国際空港と経て伊丹(大阪)空港に至る。
02 天王寺〜新世界〜今宮戎〜難波〜心斎橋H290921
天王寺駅界隈は、地図では芝生広場のはずが「てんしば」と言う小洒落たカフェなどが並び、まずJR天王寺駅を探した。新世界からは7年前(平成22年)に歩いたので思い出しながら歩くことができた。「てんしば」を西進、秋篠宮文仁親王妃紀子殿下が曾孫に当たる第6代大阪市長の池上四郎像を過ぎ、天王寺動物園 「てんしば」ゲート」脇を通って天王寺公園 美術館下ゲートで左折する。連絡歩道橋を西進し、突き当りでスロープを下ると天王寺動物園の新世界ゲートである。
天王寺動物園の新世界ゲートから道路を渡り新世界へ入る。タコやふくなどの大きな看板を見つつ新世界公園本通を西進、づぼらや本店角で右折、通天閣南本通を北上すると正面に通天閣が見える。道の両側には大阪らしい色彩豊かな飾付けの店が並ぶ。店頭には大きさ、色が様々なビリケン像が飾られている。通天閣から道が3本あり、通天閣本通を北西に進むと地下鉄堺筋線の恵美須町駅、阪堺電車始発の恵美須町駅がある国道25号線と堺筋線と交差する恵美須交差点に至る。
国道25号線を西進、今宮戎神社交差点で右折すると今宮戎神社があり、その左手に正門(南の鳥居)がある。意外と境内が狭い今宮戎神社の創建は古く、推古天皇8年(600)で、四天王寺の西方守護神として祀られたという。「えべっさん」として親しまれ、毎年選考会が行われる福娘が並ぶ十日戎で有名である。北門から出て左折し突き当りの南海本線高架交差点で右折、南海本線高架沿いに北上する。しばらく歩き、西側にトイザらスなんばパークス がある所になんばCITYの入口がある。なんばCITYの南館を北上、蔵前通りを渡り本館、南海なんば駅を経てなんばマルイへ出る。
大阪高島屋が聳える南海なんば駅前の広場は右奥に戎橋筋商店街のアーケード入口と、右横に東に向かう南海通入口とがある。戎橋筋商店街を北上し大阪名物豚まんで有名な551(蓬莱)を過ぎ、千日前通を渡って二つ目の角を右折すると法善寺水掛不動尊表参道である。法善寺の水掛不動尊は苔で全身を覆われ、不動尊の怒りの表情は分からない。法善寺を出て右折、法善寺横丁を北上して道頓堀に出る。今の道頓堀はこれは見慣れた道頓堀ではない、との思いが募る。中座はドラッグストアのツルハドラッグ道頓堀店になるなど、昔のイメージは残っていない。今や訪日外国人のメッカになった戎橋を渡って心斎橋筋に向かう。 戎橋を渡り心斎橋筋へ進み北上する。戎橋筋に続く心斎橋筋は大阪屈指の商店街であるが、中国人グループが道幅一杯に広がって談笑しながら歩いたり、ドラッグストアの前や大阪で格が高い大丸心斎橋店の入口で堂々とスーツケースを開いて荷物整理する姿には呆れた。数年前には東京でも見られたが、さすがに今は見られない風景で、大阪でも嫌韓、嫌中が広がるのも無理はない。長堀通との交差点でクリスタ長堀地下街へ入り西進、御堂筋線の心斎橋駅に至る。
03 比叡山〜坂本〜三井園城寺H290922
梅田のホテルから御堂筋を南下、淀屋橋駅から京阪特急に乗り出町柳駅で叡山電鉄に乗り換え、八瀬比叡山口駅に着く。乗り継ぎのタイミングが上手く行かず、ホテルを出て2時間である。
叡山ケーブル乗り場が分からず迷っていると、八瀬比叡山口駅を背に右奥にある看板をよく見ると、叡山ケーブル八瀬駅は右で3分との案内が小さく描かれている。高野川を渡りハイキングコースのような道を歩いていくと叡山ケーブル八瀬駅に着く。高低差561mで日本一の叡山ケーブルでケーブル比叡駅に着き、叡山ロープウェイのロープ比叡駅に向かう。比叡山頂駅から山道を暫く歩くと比叡山内シャトルバスの比叡山頂駅乗り場に至る。この区間は分かりにくく、地理不案内の人は地元観光客に付いて行く方が良い。バス乗り場の気温は18℃で、地元の人は長袖シャツは言うまでもなく、軽装のウィンドブレーカーなどを着込んでいるが、大阪市内や東京の感覚で半袖ポロシャツなので寒さに震えた。
東塔地区巡拝受付で淀屋橋駅で買った巡拝チケット見せるとパンフレットが渡される。このパンフレットが比叡山の巡拝チケットになる。入るとすぐに国宝殿があり、順路に従って坂道を上ると両側に祖師御行績絵看板が並ぶ。坂を上り切った所に広場があり、左手に僧侶が学問研鑚のため論義する道場である大講堂がある。大講堂は中に立ち入ることができるが、時刻はホテルを出て3時間半の12時であり、坂本経由で三井寺などに行くことを考え断念した。それにしても意外に比叡山は遠い、と実感させられた。鐘楼横の坂道を下り、根本中堂に向かう。
鐘楼からの階段を下り萬拝堂前広場に着く。広場の右手にある万拝堂は日本全国の神社仏閣の諸仏諸菩薩諸天善神を勧請し合せて世界に遍満する神神ともともに迎えて奉安して日夜平和と人類の平安を祈願している平成の新堂である。併設して無料休憩所である一隅会館があり、広場の向いには大国堂と丘の上に文殊楼がある。広場の奥の坂道を下ると大書院と比叡山会館がある。広場に戻り、一隅会館内の蕎麦屋「鶴喜そば」で昼食をとった。高山のため寒かったので暖を取ることができた。
萬拝堂向かいの階段を下り根本中堂へ向かう。根本中堂は平成28年から約10年をかけて大改修が行われている。根本中堂は撮影禁止だが、内部を参拝できるが時間制約で立ち寄らなかった。萬拝堂前広場の売店前の道を歩き、東海自然道に出て林道を下って延暦寺ケーブル駅へ向かう。雨が降り出しだんだん強くなる。延暦寺ケーブル駅の展望台から琵琶湖が薄っすらと見える。
坂本ケーブルは長さ2,025mの日本一を誇り、ケーブル延暦寺駅からとケーブル坂本駅の殆どが林で、琵琶湖はチラッとしか見えない。10分余の乗車で麓に着くと雨は本降りで、坂本市内へのバスは30分に1本である。そのため、途中で全国の日吉神社などの総本宮である日吉大社への立ち寄りは断念し、京阪坂本駅に至る。
三井寺駅から琵琶湖疏水沿いに西進、最初の交差点で右折し、次の交差点で左折して直進すると突き当りの三井寺(園城寺)に着く。巡拝チケットで50円安くなり、大門(仁王門)横の参拝受付所の右手にある釈迦堂(食堂)を見た後、階段を上って金堂に向かう。金堂の左手に近江八景の三井の晩鐘で知られる鐘楼があり、順路案内に従って弁慶の引き摺り鐘と弁慶の汁鍋を見に行く。 閼伽井屋を経て金堂に戻るが、雨は激しくなる一方で石手寺参拝は断念し大阪に戻ることとした、雨に濡れ滑りやすくなっている金堂からの階段を下り、大門(仁王門)に向かう。 浜大津駅始発の京津線は御陵駅で京都市営東西線に乗り入れ、三条京阪駅で下車して京阪本線の三条駅に乗り換える。三井寺駅の次の浜大津駅から三条京阪駅を経て三条駅に着くが、ラッシュアワーにかかってきたので淀屋橋行きのホームは混雑している、そこで全線フリーの巡拝チケットを使い出町柳駅に向い、始発の特急に乗ることにした。始発でも7割ほどの乗車率である。満員の特急で淀屋橋駅に着き、御堂筋を北上して東梅田のホテルに戻る頃は土砂降りだった。
04 大阪城公園駅〜天守閣〜難波宮跡公園H290923
大阪城公園駅で降りると北に大阪ビジネスパーク(OBP)の高層ビルが広がり、正面のレストランやカフェが並ぶ太陽の広場(JO−TERRACE)を西進すると大阪城ホールである。大阪城ホールの東口前を進み、左木立の中の砲兵工廠跡碑の先の東外濠沿いに遊歩道を歩き、青屋門を通ると内堀に出る。
大阪城公園の二の丸地区の内堀を北西に進み、の極楽橋を渡ると山里丸の刻印石広場に出る。その正面やや左の「秀頼・淀殿ラ自刃の地」のくすんだ案内、碑を見落とし、気が付かない人がほとんどである。碑は建てて20年ほどなのに摩滅が激しい。Google mapによるとこの碑の左にある階段を上って天守閣に出られるはずだったが、老朽化しており入口は閉鎖されている。
山里丸地区の刻印石広場からのスロープを上り、山里口出枡形、天守閣裏と経て本丸広場に出る。改修工事中の旧大坂市立博物館(旧陸軍第4師団司令部庁舎)、桜門枡形の巨石と過ぎて桜門から出て豊国神社に着く。豊臣秀吉公像を見た後、本殿左側から出る。
大阪城公園の玉造口から長い坂を下り、市民の森との分岐点を直進して南外濠沿いの遊歩道を南下する。一番櫓の先で遊歩道を右折して西進 六番櫓を見つつ休憩所を利用する。大手門前で右折せずに遊歩道を直進し、馬場町交差点で左折、上町筋へ進む。 上町筋を南下し法円坂交差点で左折、難波宮跡公園に入る。難波宮跡は大きく分けて前・後2回の宮殿遺跡とそれ以前の建物跡がある。北の大極殿後の遺構を除けば南側は広い芝生公園である。史跡難波宮跡碑がある南出口を出て右折し 兵部大輔大村益次郎卿殉難報國之碑がある上町交差点で右折、上町筋を北上する。大阪医療センター内の歩兵第三十七連隊 創立100周年 記念碑を見つつ、法円坂交差点で左折、中央大通へ入る。大阪医療センター沿いに中央大通を西進し、谷町四丁目交差点も地下鉄谷町線の谷町四丁目駅に至る。
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