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後楽園〜岡山城〜倉敷美観地区H230817

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  岡山 後楽園散策

 桃太郎像と大噴水、岡電の路面電車ばかりが目立った岡山駅は、20年後に大きく変貌し、きれいで大規模なバスターミナルが全面に出て、その前の弊衣破帽の旧制六高生像が新たなシンボルとなっている。駅前に聳え立って見えた高島屋は他のビルの陰に埋もれてしまっている。
 駅前の桃太郎大通りを東進し、西川交差点、柳川交差点と過ぎて、城下交差点で城下筋を渡り、烏城みちへ入り、後楽の森を経ると旭川の向こうに岡山城(烏城)が見える。

 月見橋を渡って右折、南門から後楽園に入り、右に向かうと戦災をまぬがれた数少ない建物の廉池軒がある。沢の池沿いを歩き、庭園を立体的な景観へと変化させた唯心山に上り、沢の池や井田と呼ばれる田圃、大芝生の後楽園を眺める。下りて沢の池沿いに歩き、中の島を経て南門の反対に位置する慈眼堂に至る。

 各宿の扁額がある五十三次腰掛茶屋を過ぎ、沢の池沿いに進んで鶴鳴館、延養亭に向かう。正門前の鶴鳴館は、賓客の接待などに使われたが戦災で焼失し、岩国市にあった吉川邸を移築した。隣接する延養亭は藩主の居間で、園内で最も重要な建物だったが、戦災で焼失し、復元された。残念ながら両方共非公開である。南門から出て旭川に架かる月見橋を渡る。

  岡山城散策

 岡山城(烏城)の廊下門前公園にあるさまざまな記念碑、案内図を見た後、廊下門をくぐり石段を上って表書院へ出る。表書院は、岡山藩の政治が行われた建物で、数棟からなり、大小60を越える部屋があった。地面に表書院の構造が分かるように表示がなされている。国の重要文化財で、現存する月見櫓は北西角を固める隅櫓である。多聞櫓や、大納戸櫓跡を見物し、石垣から岡山市内を眺める。

 表書院から不明門(あかずのもん)を通り、天守閣広場に出ると戦災で焼失し、再建された3層6階の烏城の名にふさわしい、真っ黒な天守閣が聳え立つ。入口は地下1階で、5階の展望台までエレベーターで上がり、階段で降りてくる。展望台の5階で東西南北の景色を眺めた後、金の鯱がある4階、宇喜多、小早川家時代の展示がされている3階、池田家関連の展示がされている2階、庶民の暮らしが展示されている1階を見物して地下1階の出口から外に出る。

 岡山城(烏城)の天守閣に接する塩蔵横の石段を下り廊下門脇で左折、表書院に出て廊下門をくぐり抜けて旭川に架かる月見橋に戻る。烏城みちの後楽の森でまだ10時なのに熱中症計は厳重警戒、湿度は計測不可能である。城下交差点で城下筋を渡り、桃太郎大通りへ入り、柳川交差点、西川交差点と経て岡山駅に至る。

  倉敷 美観地区散策

 15年ぶりに訪れた倉敷だが、倉敷駅の南口は三越の撤退や、駅前一番のホテルで、出張時にはよく利用したが昨年(平成22年)11月に閉鎖されたホテル倉敷など閑散としている。美観地区に行くため、かつては狭い道いっぱいに観光客や買い物客であふれていた倉敷センター街、えびす通商店街を通って倉敷総鎮守の阿智神社に至る。平成11年に駅の北にできた郊外型大型ショッピングセンターや、長引く不況で水島工業地帯の不振などが響き、商店街はシャッター通りと化しており、その寂れ方は目を覆うばかりである。

 阿智神社から倉敷本通り商店街に進み、倉敷市倉敷公民館を過ぎて、中国銀行倉敷本町出張所角を曲がり、倉敷美観地区の大原美術館に出る。倉敷本町出張所は、ルネサンスの様式を備えた旧倉敷銀行本店で、倉敷紡績の発展や、大原美術館設立にも寄与し、やがて現在の中国銀行の源流となった。別ページに整理した倉敷美観地区を見物後、美観地区入口交差点で右折、倉敷中央通りへ出て北上、倉敷駅に着き、岡山駅に戻る。

 倉敷川に架かる今橋を挟み、大原美術館の向かいに国重文大原邸がある。大原美術館横に喫茶店エル・グレコがあり、倉敷川の柳並木を見つつ下流に進み、北田証券、加計美術館、中橋前の倉敷館(観光案内所)、倉敷民藝館、日本郷土玩具館と過ぎて、出口の高砂橋でUターンする。土産物店、食事処が軒を連ね、中橋手前の倉敷川遊覧の川舟乗り場、中橋前の倉敷考古館と経て、入口付近の土産物店を過ぎて美観地区入口の銘菓むらすずめの橘香堂に至る。






 
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