|
霊山観音 駐車場から高台寺へ
二寧坂から大きな看板に従って高台寺に来たはずだが、大きな駐車場には全く案内はない。駐車場の管理人に聞いたら、左の大きな2本の基の間に見える屋根が高台寺、ということだった。 |
|
高台寺 塔頭全景図
現在地は中央の赤印である。。右下角は霊山観音で、図の縮尺が正しいとすれば、高台寺が塔頭も含めれば想定外に大きいことが分かる。テレビで見る高台寺は方丈とそこから見える小さな庭程度であり、秀吉の正妻ねねの隠居寺だから小さい寺だろう、と思っていた。 |
|
高台寺 秀吉、ねね夫婦像、絵馬
まずこの絵馬に驚いた。秀吉、ねね夫婦石像が可愛らしく作られているのはともかく、絵馬がピンクのハート型で可愛い夫婦像が描かれている。
これがテレビで紹介される時は、秀吉の菩提を弔う貞淑な正妻ねねの菩提寺、となっており落ち着いた方丈が放映されている高台寺か、と思う。 |
|
高台寺 札所前 |
|
高台寺 庫裏
高台寺は、1606年に豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)の発願によって開山しました。北政所は豊臣秀吉が亡くなった直後から菩提を弔うための寺院建立を望んでおり、その願いを聞いた徳川家康が各国大名に普請(建築)を命じたと伝わっています。
高台寺は創建当時、あちこちの寺や城から建物を移築してきました。仏堂は北政所の母親が眠る康徳寺の堂を移築・改造したもので、方丈・茶室などは伏見城から移築されています。
開山当初、高台寺は曹洞宗の寺院でしたが、1624年に建仁寺から三江紹益を中興開山に招きました。これにより、高台寺は臨済宗に改宗します。
江戸時代になると寺院は幾度かの火災に見舞われました。現在、創建当時から残っている建物は、茶室の傘亭・時雨亭や三江紹益を祀る開山堂・秀吉と北政所を祀る霊屋(おたまや)などです。
幕末になると、高台寺は新選組から離脱した御陵衛士(ごりょうえじ)の駐屯地になりました。その後、戦火に見舞われることはなく現在にいたります。 |
|
高台寺 庫裏横の入口から拝観へ
拝観受付のそばにあるのが庫裏。 庫裏とは一般的には台所になり、高台寺の庫裏は方丈と繋がっています。 内部は非公開ですが、夢と書かれた衝立があります。 |
|
高台寺 本堂(方丈)、庭園 拝観 |
|
高台寺 本堂(方丈)、庭園 拝観 |
|
高台寺 本堂(方丈)、庭園 拝観 |
|
高台寺 本堂(方丈)、庭園 拝観 |
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観
本堂(方丈)は靴を脱いで拝観するが、庭園の一部を除いて撮影は禁止されており、係員が常駐している。
方丈は一般的には僧侶の住まいにあたりますが、高台寺では仏殿が焼失してから、この方丈が中心となりました。
焼失前の方丈は伏見城から移築されたもので、現在の方丈は1912年に再建されたものになります。 内部は本尊である釈迦如来坐像が安置されています。 |
|
高台寺 本堂(方丈) 庭園 方丈前庭、波心庭(はしんてい) |
|
高台寺 本堂(方丈) 開山堂 拝観
重要文化財に指定されている開山堂。 1605年に建立されました。 元はねねの持仏堂で、現在は三江紹益像、ねねの兄の木下家定と妻の雲照院像、高台寺の普請に尽力した堀直政の像が安置されています。開山堂の天井は秀吉の御座舟の天井と、ねねの御所車の天井を用いたものだと言われています。 また狩野山楽が描いたと言われる龍図があります。
|
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観 |
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観
国の史跡・名勝 高台寺庭園
開山堂を中心に東の臥龍池、西の偃月池の二庭よりなる池泉回遊式庭園である。小堀遠州の作によるもので国の史跡、名勝に指定されている、西庭の偃月池には廊橋を架けて中央に秀吉公遺愛の観月台(重文桃山時代)を配し、池の中央に亀島を設け、南岬へは高く盛土して鶴島を表現しており桃山江戸初期を代表する名園として世に知られている。
東庭の臥龍池は高台寺建立以前の古庭園の名残りを残しており鷲峰山より流れる菊渓川の水を入れている。開山堂から上のお霊屋に向かって龍が昇っている姿を表している廊下臥龍廊も美事であり、四季おりおり楽しめる名庭園で特に秋の紅葉は有名である。 |
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観 |
|
高台寺 本堂(方丈) 庭園 方丈前庭、波心庭(はしんてい) |
|
高台寺 本堂(方丈)、庭園 拝観 |
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観 開山堂 |
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観 開山堂
重要文化財に指定されている開山堂。 1605年に建立されました。 元はねねの持仏堂で、現在は三江紹益像、ねねの兄の木下家定と妻の雲照院像、高台寺の普請に尽力した堀直政の像が安置されています。開山堂の天井は秀吉の御座舟の天井と、ねねの御所車の天井を用いたものだと言われています。 また狩野山楽が描いたと言われる龍図があります。
|
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観 開山堂 |
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観 開山堂
左には臥龍廊がある。 |
|
高台寺 本堂(方丈) 拝観 |
|
高台寺 本堂(方丈)から出口に向かう |
|
高台寺 勅使門
方丈前庭、波心庭(はしんてい)にある門で、勅使門とは天皇の使者だけが通ることができる門になります。
方丈とともに1912年に再建されました。 方丈からは遠くに見えますが、出口付近で表側を近くで見ることができますよ。 |
|
高台寺 庫裏 |
|
高台寺 伝統的建造物群保存地区 案内図
中央の灰色の縦線はねねの道で、中央右に高台寺、左に圓徳院などの塔頭がある。 |
|
霊山観音 駐車場から見える霊山観音
霊山観音(りょうぜんかんのん)は、京都市東山区にある観音像で、第二次世界大戦の戦没者および戦争の犠牲者を追悼するため、1955年、帝産グループ創設者、石川博資によって建立された。高さ24m、重さは約500t、鉄骨コンクリート造。運営は宗教法人霊山観音教会が行っている。観音像の下には内陣があり本尊の十一面観音が祀られている。メモリアルホールには世界無名戦士の碑があり日に4回の法要が営まれている。 |
|
高台寺 塔頭全景図
塔頭全景図を見て、左の高台寺前大門を出て台所坂を下って右折、ねねの道を北上して八坂神社に向かうこととした。 |