秋葉原〜浅草〜北千住

秋葉原再開発風景〜秋葉原駅〜新御徒町駅

　つくばエクスプレス線は秋葉原を始発とし、北千住、南流山、守谷を経て、つくばを終点とする駅数　２０、営業距離　５８．３ｋｍの路線である。
　開業時に進められていた再開発も一段落し、薄汚い駅前も高層ビルが建ち並ぶきれいな駅に変貌し、残る工事は老朽化更新の秋葉原デパートぐらいになった。一新した駅前を撮った後、昭和通りを北上、台東四丁目交差点で右折、春日通りへ入り、都営大江戸線と出入口を共用する新御徒町駅に至る。

新御徒町駅〜浅草駅〜三ノ輪

　春日通りを東進、新堀通りと交差する三筋二丁目交差点から台東区のコミュニティバス南めぐりんと同じルートを歩き、寿三丁目交差点で左折、国際通りへ入り北上、寿四丁目交差点で浅草通りを渡る。南めぐりんとは雷門通りと交差する雷門一丁目交差点で分かれ、更に国際通りを進み、浅草ＲＯＸを過ぎると浅草駅がある。
　浅草ビューホテル、花やしきを見つつ、さらに北上し千束五差路交差点を過ぎると、１ヶ月後に控えた酉の市の準備を進めている鷲神社が見える。酉の市の時は広い歩道は露店と、参拝客で溢れかえって一寸刻みとなり、境内は歩くのもままならない。更に進んで三ノ輪交差点で右折、昭和通りに出て大関横丁交差点で明治通りを渡る。

三ノ輪　投げ込み寺（浄閑寺）〜小塚原回向院・処刑場跡〜南千住駅

　大関横丁交差点から昭和通りは日光街道と名前が変わり、交差点から最初の横道を右折、投げ込み寺（浄閑寺）に至る。浄閑寺は安政２年の大地震の際、たくさんの新吉原の遊女が、投げ込み同然に葬られたことから、「投込寺」と呼ばれるようになった。花又花酔の川柳に、「生まれては苦界、死しては浄閑寺」と詠まれて、新吉原総霊塔が建立され、その前に永井荷風の詩碑がある。
　浄閑寺の前の道を東進、吉野通りに出て、南千住駅前歩道橋を降りると首切り地蔵がある小塚原処刑場跡(延命寺)である。その隣には小塚原回向院があり、杉田玄白等による解体新書に因んだ観臓記念碑や、最後の処刑者の高橋お伝、片岡直三郎(直侍)、鼠小僧次郎吉などの墓がある。回向院から吉野通りを渡り、ＪＲの駅の向かいにある南千住駅に着く。

南千住駅〜旧日光街道　北千住宿〜北千住駅

　吉野通りを北上、素盞雄（すさのお）神社がある南千住交差点で右折、日光街道に入るとすぐに千住大橋がある。南詰には今時珍しい八紘一宇の碑や千住大橋の由来碑があり、渡ると松尾芭蕉の奥の細道での矢立初めの地碑がある。
　更に日光街道を北上、松尾芭蕉像がある奥の細道プチテラスの足立市場入口交差点で右側の旧日光街道に進み、やっちゃ場南詰などの案内板がある千住宿を歩く。一方通行の商店街を北上し、本町センター通りの北千住２丁目交差点で右折、北千住駅へ向かう。つくばエクスプレスの北千住駅はＪＲと、日比谷線と接続する東武の駅の間に設けられている。