目黒線H2010
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目黒再発見(H15−11−01) | ||
目黒の寺社と新しい品川(H16−10−23) | ||
有名仏閣 目黒不動尊 | ||
横須賀線 開業直後の武蔵小杉駅H220329 | ||
大学点描 慶應大学 |
目黒からホリプロ本社がある行人坂の急坂を下り、行人坂の大円寺、雅叙園を通って、永代橋崩落の海福寺、目黒不動尊を経て武蔵小山に至る。
行人坂の大円寺は、鈴ヶ森で処刑された八百屋お七の相手である吉三が出家して西運となって、行人坂の敷石舗装などの事業を行ったことや、菩提を弔うお七菩薩などがある。明和9年の行人坂の火事は、この大円寺が火元とされ、供養の五百羅漢など石仏群でも有名である。行人坂の下にある雅叙園にはお七の井戸があったが、今は横浜に移築されてない。
山手通りの脇に松風羅漢像のある道を右折し、文化4年の深川八幡(富岡八幡宮)の祭礼で起きた永代橋崩落事故の溺死者供養の宝篋印塔などで有名な海福寺、五百羅漢寺を経て、目黒不動尊に至る。
仁王門の前には処刑された白井権八の後を追った遊女小紫との比翼坂があり、脇に独鈷の滝がある男坂を上ると大本堂がある。甘藷先生として有名な青木昆陽の墓は、大本堂の裏の細道を歩いた所にあり、分かりにくい。
不動前駅からかむろ(禿)坂を上るが、白井権八と遊女小紫の比翼塚と、暴漢に襲われ自害した小紫の禿との二つの悲話が重なる。地下化して2年経つが、再開発が行われていない武蔵小山駅には驚いた。地上駅がない分、場所が分かりにくくなっている。
2年前に地下化したのに、駅舎が工事中のままの武蔵小山駅から目黒線の地上部分の廃線跡に沿って西小山、洗足と住宅街を歩く。西小山駅は地下化したが、駅ビルが建っている。洗足からは地上を走る目黒線を目処に歩き、環七を渡り、駅前に東工大がある大岡山に至る。左に東工大を見つつ、目黒線に沿って坂を下り、下り切った所で右折して大井町線の緑が丘駅前を通って奥沢神社に至る。左折して自由通りを歩くとすぐに奥沢駅がある。さらに自由通りを南下し、東玉川交差点で右折して環八を渡ると田園調布駅に着く。
目黒線沿いに坂を下り、かつて一世を風靡した田園コロシアム(現 田園テニス倶楽部)を経て多摩川駅に着く。駅前には源頼朝の妻政子に因む浅間神社が多摩川沿いの丘の上にある。浅間神社から丸子橋を渡り、交差点を左折して綱島通りを南下する。新丸子駅から目黒線沿いに歩き、再開発中の高層マンションが聳え立つ武蔵小杉駅に着く。
再開発で聳え立つ5棟のタワーマンションは、来年(平成21年)にかけて入居が始まる。入居前なので武蔵小杉駅とは工事用のフェンスの隙間で出入りする。先行してオープンしたダイエーが入るフーディアム武蔵小杉から、2棟の無人のパークシティ武蔵小杉の間を歩くと、突き当りにリッチモンドホテル プレミアがあり、右折して綱島街道を進む。府中街道と交差する一ノ坪交差点手前には左手に3棟のタワーマンションがあり、右手の駅前のマンションと組み合わさって綱島街道を挟んで凱旋門のように二つの柱が聳え立つ。
目黒線延伸で高架化された元住吉駅を過ぎ、横浜市営地下鉄が同時期に開業した日吉駅に至る。日吉駅前の慶応大学の日吉キャンパスは校舎新築工事が進められている。