鎌倉 円覚寺、東慶寺、建長寺

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円覚寺

円覚寺は北鎌倉駅のほぼ真前にあり、元寇の役での両国の戦死者を弔うために建立され、開山が無学祖元、開基は北條時宗である。北条家の家紋である三つ鱗の幕が張られた総門から入り、「円覚興聖禅寺」の伏見天皇の勅額が掲げられた山門を通り、仏殿に到る。仏殿の横の小路を通り、階段を上って、江ノ島の弁財天に因む弁天堂と、北條時宗の子である貞時が鋳造した国宝の洪鐘を見る。戻って、方丈、妙香池を経て、源実朝が中国能仁寺より請来した佛舎利を奉安する舎利殿に到る。

東慶寺

東慶寺は、コスモスを始め、美しい草花や、駆け込み寺、縁切り寺として有名である。離婚が難しかった女性が、身の回り品が一点でも寺に入れば入山とみなされ、3年間の修行後は離婚できた。県道山の内道で円覚寺から少し歩いた所にあり、建長寺に向う観光客にとって、一つのコースになっている。円覚寺、建長寺のような大寺院ではないので、見落としに注意である。

建長寺

建長寺は鎌倉五山の第一位で、開山は蘭渓道隆、開基は北條時頼である。県道山の内道から天下門に入り、総門、三門、仏殿、法堂を経て、方丈(龍王殿)に到る。仏殿と、勅使門である唐門は、芝増上寺にあった徳川二代将軍秀忠公夫人(お江の方、家光の母)の霊屋を譲り受けた。又、総門は、天明三年(一七八三)に、方丈は享保十七年(一七三二)に京都 般舟三昧院で建立されたものを昭和十五年に移築した。料理のけんちん汁は、建長寺の修行僧が作り、建長が訛ったものとも言われる。

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