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秋の大阪(四天王寺、大坂城、中之島公園)散策H251008
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地図上の歩行距離 10.3km(システムの機能上、実際のルートと違う場所があります) Nkm/Mkm N:区間距離、M:起点からの累積距離
経路 A:四天王寺〜谷町筋〜B:生国魂神社(1.9km)〜谷町筋〜中央大通〜C:大坂城(3.7km/5.6km)〜
土佐堀通〜中之島公園〜D:大阪市役所(3.4km/9.0km)〜御堂筋〜E:JR 大阪駅(1.3km/10.3km)
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四天王寺前夕陽ケ丘駅〜四天王寺〜生国魂神社
3年前は梅田から御堂筋を下り、難波から四天王寺までを歩いた。今回はその続きで谷町筋を北上し、生国魂神社から法円坂交差点を経て大坂城に入り、中之島公園を過ぎて梅田に戻るコースを歩いた。四天王寺前夕陽ケ丘駅から谷町筋を南下、大阪府夕陽丘合同庁舎を経て四天王寺を参拝する。(別ページに整理)。西参道から四天王寺前交差点で右折、谷町筋を北上し、天王寺警察西交差点、生玉南交差点と過ぎて生国魂神社に至る。
谷町筋を南下し、四天王寺の北西角にある乾門から境内に入る。元三大師堂、大黒堂と過ぎて英霊堂の先で右折し、六時礼讃堂に向かう。重要文化財の六時礼讃堂(六時堂)、石舞台、北引導鐘堂(黄鐘楼)を経て中心伽藍の西重門、五重塔、金堂を通り、西大門(極楽門)から日本三鳥居の石の鳥居から出る。
谷町筋の生国魂神社案内柱で左折、骨董市が開かれている参道の先に社殿がある。生国魂神社の旧社格は官幣大社で難波大社とも言われる。最初の鎮座地は豊臣期の天守閣周辺で、石山合戦の戦火により焼失し大坂城築城に際して現在地への移転が決定された。境内はそこそこに広く、摂社の数も多いが、官幣大社というほどの格式は感じられない。上方落語発祥の地 米澤彦八の碑があり、境内(別当南坊)で一昼夜をかけて矢数(俳諧)を行い、一人で四千句を読み上げた偉業を称え、南坊跡に西鶴の坐像が建てられた。
大坂城〜中之島公園〜大阪駅
谷町筋をひたすら北上、谷町9丁目交差点で千日前通を渡り、谷町8丁目、谷町7丁目と過ぎ、谷町6丁目交差点で長堀通を渡る。谷町5丁目を経て、谷町4丁目交差点で右折、中央大通へ入り、難波宮跡公園がある法円坂交差点で左折、上町筋へ進み、洒落た感じの大阪府警察本部がある馬場町交差点に至る。
別ページにまとめた大坂城公園を出て府庁南交差点で右折、上町筋へ入り、大阪府庁前や西外堀沿いに北上し大手前交差点で左折し、大阪合同庁舎第3号館を過ぎて谷町1丁目交差点で右折、谷町筋へ戻る。天満橋交差点で左折、土佐堀通へ進み、京阪電車天満橋駅を過ぎて天神橋交差点で右折、天神橋筋へ入る。
天神橋筋の天神橋からのスロープで中之島公園へ入り、芝生広場から御堂筋へ西進する。阪神高速1号環状線の高架先にはバラ園があり、難波橋の左端の通路を通って西側に向かう。京阪中之島線のなにわ橋駅、木村重成表忠碑と進んで重要文化財の大阪市中央公会堂に着く。中之島図書館、大阪市役所と進んで御堂筋に出ると大阪市役所の向かいに日本銀行大阪支店がある。堂島川に架かる大江橋を北上、梅新南交差点で左折して有名な北新地を過ぎ、梅田新道交差点で曽根崎通を渡る。駅前第3ビル、駅前第4ビル、大阪駅前の新阪急ビル、阪急うめだ本店、阪神百貨店、サウスゲートビルと経てJR 大阪駅に至る。
大坂城(大坂城公園〜大手門〜西の丸公園)
大阪歴史博物館、NHKがある上町筋の馬場町交差点から大坂城公園へ入ると南外堀で、大手門生国魂神社お旅所跡 生国魂神社と大坂城の案内板がある。左から右へ石垣で覆われた道を上り大手門に向かう。典型的な枡形門で、大手門(高麗門)から入って直角に曲がって大手門(櫓門)から出る。大手口枡形の巨石や、大手門を通り抜けると左にある千貫櫓を見物する。千貫櫓は、織田信長がこの地にあった大坂(石山)本願寺を攻めた際、一つの隅櫓からの横矢に悩まされ、「千貫文の銭を出しても奪い取りたい櫓だ」と兵士たちの間で噂されたという逸話が残っている。大坂城公園内を北上して西の丸庭園の冠木門の入口に至る。
大坂城は元和5年(1619年)、内藤信正が初代の「大坂城代」となり、翌元和6年(1620年)すっかり築き直した。その後、明治維新(1868年)まで、城代が交代で城の管理にあたった。大坂城代屋敷があった西の丸庭園の東のサクラ並木遊歩道に沿って北上、西の丸庭園から見える天守閣は多くの観光客が屯する本丸広場からとは違い、その美しさ、大きさが実感できる。北東角の高麗門で左折し並木道を北の縁にそって西に進む。花崗岩を使った焔硝蔵や大阪迎賓館を過ぎて、西の遊歩道に沿って南下する。大手門に入った所で見た千貫櫓は南東隅にあり、西の丸庭園からの方が間近に見ることができる。
大坂城(本丸広場〜天守閣〜大手門)
大坂城公園の南仕切門跡・太鼓櫓跡を過ぎると石山本願寺推定地の碑と案内がある。豊臣、徳川の2回に亘る築城で、大規模な土木工事により地形的にかなりの改造が加えられて石山本願寺跡の正確な位置や伽藍跡についてはいまだ確認されていない。豊臣秀吉像が立つ豊国神社の前にある桜門から本丸広場へ入ると、銀明水井戸の井筒や、旧大坂市立博物館(旧陸軍第4師団司令部庁舎)がある。観光客で溢れる本丸広場にはタイムカプセル EXPO’70や、切り出したが使用されなかった残念石がある。
重要文化財の金明水井戸屋形や号砲が天守閣入口前にある。天守閣に上り、風景を楽しむ。 西方面には西の丸庭園を始め、上町筋の馬場町交差点界隈の大阪歴史博物館、NHK大阪放送局、大阪府警察本部がよく見える。北方面はビジネス街で、クリスタルタワー、OBPパナソニックタワー、MIDタワー、松下IMPビル、ホテル ニューオオタニ大阪、OBPキャッスルタワー、大阪城ホールが並び建つ。東方面は木立に覆われ、大阪城梅林、生駒山、JR大阪城公園駅があるが、天候悪化のせいもあり、よく分からない。南方面は本丸広場、修道館、豊国神社、旧大坂市立博物館(旧陸軍第4師団司令部庁舎)、一番櫓ははっきりと分かるが、楠木正成の故事で有名な金剛山はぼやけている。天守閣を見物した後、桜門から修道館。大手門を経て大手前芝生広場へ戻る。
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