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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道沿いの北の散策路を西進 大温室
平成19年度から建て替え工事を行っていた大温室は、平成24年11月にリニューアルオープンした。
園内の温室は、明治時代から皇室の温室としてランの栽培を行っており、交配による独自の新品種の作出にも力を入れるなど、日本の温室の歴史として貴重な成果を上げている。現在、温室ではそれらの歴史的に価値の高い品種を継承するとともに、ワシントン条約により入手が困難となっているランの原種を多数保有栽培している。さらに、国内希少野生動植物種であるハナシノブの系統保存をはじめ、多数の絶滅危惧種の生息域外保全を行っている。このような活動が(社)日本植物園協会から認められ、植物多様性保全拠点園として認定されている。また、植物園自然保護国際機構(BGCI)が定める「植物園の保全活動に対する国際アジェンダ」にも登録するなど、国内外の植物園と連携しながら生物多様性保全に取り組んでいる。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道沿いの北の散策路を西進
左端に旧洋館御休所が見える。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道沿いの北の散策路を西進 旧洋館御休所
「旧洋館御休所」は、天皇陛下や皇族の休憩所として明治29年に建てられた、スティックスタイルと呼ばれる建築様式を基調とした木造の洋館です。 現存修復工事を経て、平成13年4月29日のみどりの日より一般公開が始まりました。明治大正期の皇室関係の庭園休憩施設として唯一の遺構であること、意匠的に優れた建造物であることなどが高く評価され、平成13年10月に重要文化財の指定を受けました。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道沿いの北の散策路を西進 旧洋館御休所 |
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新宿御苑 美しく紅葉、黄葉した北の散策路を西進 |
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新宿御苑 美しく紅葉、黄葉した北の散策路を西進
旧洋館御休所の先に新宿御苑案内図がある。 |
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新宿御苑 北の散策路 ジュウガツザクラ(十月桜) |
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新宿御苑 北の散策路 ジュウガツザクラ(十月桜)
マメザクラとエドヒガンの交雑種で、江戸時代後期から栽培されている落葉高木です.八重咲きで、秋と春の年2回開花します。 |
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新宿御苑 美しく紅葉、黄葉した北の散策路を西進 |
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新宿御苑 美しく紅葉、黄葉した北の散策路を西進 |
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新宿御苑 新宿門手前 美しく紅葉、黄葉した林を歩く
新宿門手前には美しく紅葉、黄葉した林があり、ここで写真を撮る人が多い。 |
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新宿御苑 新宿門
入退出用のガードがあるが、体で押せば開くので退苑できる。新宿門を出てすぐ右折、玉川上水・内藤新宿分水散歩道に向かう。
新宿御苑に入ったのが10:40で、退苑が11:50分と結構時間がかかっていた。 |
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新宿御苑 新宿門北側の玉川上水・内藤新宿分水散歩道入口
中央の水色の建物は環境省の新宿御苑インフォメーションセンターである。 |
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新宿御苑 新宿門北側の玉川上水・内藤新宿分水散歩道入口
玉川上水・内藤新宿分水散歩道は、新宿御苑の北側で新宿区道の旧甲州街道沿いにある。
入場料が必要な御苑外なので通行は無料であるが、新宿門と大木戸門側とに門があり、夜間は閉鎖される。途中にイチョウの巨木の並木があり、秋の黄葉シーズンには多くの人で賑わう。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道 案内板
玉川上水の新しい分水路の誕生
新宿区では、「まちの記憶」として次世代に受け継ぐべき財産である「玉川上水」の流れを偲ぶため、環境省をはじめとした多くの関係者の協力のもと、新宿御苑内に玉川上水・内藤新宿分水散歩道を整備いたしました。 分水散歩道の延長は約540mあり、「旧新宿門」「大銀杏」「大木戸」の3区間から成り、水源には、国道20号新宿御苑トンネル内の共同溝に湧出した地下水を利用しています。水路底には、粘土を使用し、自然な流れを再現しました。また、既存の樹木を生かしながら林床には、武蔵野の雑林で生育する草本類を中心に植栽しています。新宿御苑の雄大な自然と四季折々の変化とあわせて散策をお楽しみください。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道を東進 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道を東進 旧新宿門 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道を東進 旧新宿門
以前は丸ノ内線の新宿御苑前駅に近いこの門から入場していたが、入苑者の利便性を考えて平成7年に現在地に移転された。
左の建物は昭和2年竣工の衛所である。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道 案内板
玉川上水の流れをたどる
江戸の飲料水を確保するために.承応3年(1654年)に開設された玉川上水は、多摩川の羽村堰(羽村市)から四谷大木戸(現在の四谷四丁目交差点付近)までの約43kmの区間を、土を掘り抜いただけの開渠で造られていました。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道 新宿御苑周辺案内図 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道 黄葉が美しい巨木のイチョウ並木 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道 案内板 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道 黄葉が美しい巨木のイチョウ並木 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道 案内板
玉川上水の歴史 玉川上水は、江戸の飲料水を確保するために、玉川兄弟の手により承応3(1654)年に開設されました。取水口である多摩川の羽村堰(羽村市)から四谷大木戸(現在の四谷四丁目交差点付近)までの約43kmの区間は、上を掘り抜いただけの開渠で造られていました。四谷大木戸から市中へは、石や木で造られた水道管を通じて水を供給し、淀橋浄水場の完成した明治31(1898)年頃まで、江戸・東京の人々にとって貴重な水資源でした。 新宿区には、四谷大木戸に水番所があり上水の管理を行っていました。また、四谷見付付近は、江戸城本丸、吹上御殿、市中の武家や町人の屋敷へ供給する分水の分岐点となっていました。これらの地域は上水管理の上で、大変重要な役割を持っていたことがわかります。
新宿における玉川上水
新宿区内での上水の利用は、四谷などごく一部でした。四谷は下町と違い、水にめぐまれた地域であったことから、掘り抜きの井戸を多く使っていたためと思われます。水の確保のためにつくられた上水ですが、内藤新宿界隈では、桜並木が続く江戸の名所を生み出し、多くの行楽客でにぎわいました。 明治になると、通船が行き交っていた時期もありました。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道を東進 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道を東進 道標
大木戸門まで170m、新宿門まで480mの表示がされている。
玉川上水・内藤新宿分水散歩道は巨木のイチョウ並木のイメージがあるが、全区間の中程だけである。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道を東進
大木戸門側の門が前方に見える。 |
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新宿御苑 玉川上水・内藤新宿分水散歩道 大木戸門側の門 |
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新宿御苑 大木戸門 出入口 |
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新宿御苑 大木戸門 |