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阿波踊り 南内町演舞場H230815
出演連一覧 ◎は有名連(03はまんじ連が、05はささ連が有名連)、★は動画あり
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ゑびす連〜殿様連〜達粋連
ただでさえ狭いのに、屋台が並び見物客で溢れ返っている新町川の北岸を歩き、やっと南内町演舞場に着く。市内の有料演舞場は4ヶ所で、ホテルやかんぽの宿徳島で聞いたところでは、この南内町演舞場は最後に総踊りがあるので最高の演舞場だそうである。全長220m、入口からC自由席、B指定席、S指定席、A指定席で、我々は出口よりのA指定席の最下段である。現在時刻は20:25で、温度31.1℃、湿度は計測不可能、熱中症計は危険である。
20時半から開演で、先頭は伝統ある有名連のゑびす連で、会場の案内放送では、先導が女性というのは珍しいそうである。演舞の構成、順番は各連毎に異なり、最初に連の名を記した高張提灯、男女の踊り手、鳴り物と続く。踊り方も男踊りは腰を屈めて踊り、女踊りは立って踊るが、連によって激しく跳ね回ったりする。
次のかもめ連(徳島航空基地)は、左の高張提灯とは別に、右の航空機の飾り物が売り物である。連のグループによってはまさに狂喜乱舞の踊り方である。しかし、腰を屈めた踊り方の中にこのような踊り方がある方が面白い。出口手前で踊り手が入り乱れて踊り、最後に大太鼓が鳴って演舞を終えるのが決まりのようである(動画参照)。
続いて徳島の日立グループによる日立連と有名連のまんじ連との合同で、毎週土曜21時からTBSで放送される「世界ふしぎ発見!」に出演する野々村真が参加した。浴衣の卍(まんじ)は蜂須賀家の家紋で、女踊りの踊り手はダンスのような演舞を行う(動画参照)。出口前では特別参加の野々村真が派手な演舞を行い、喝采を浴びていた。卍(まんじ)の蜂須賀家の家紋を付けた蜂須賀連に続き、左の高張提灯は富士通連、右はささ連だが、実質的にささ連のささ連・富士通連が演舞する。
殿様連は男踊りだけでなく、女踊りの踊り手までも狂喜乱舞の体である(動画参照)。東京海上日動連に続き、「大名」連は武士だけでなく、殿様までも参加する。達粋連で9番目で、演舞終了時点で開演後1時間、演舞は2時間なのでほぼ予定通りである。
天保連〜若獅子連〜総踊り
天保連の高張提灯に続いて、子供や幼児の踊り手が続く。どう見ても幼稚園前後の女の子で、一生懸命手足を動かし、遅れまいとする姿に見物客の笑みがこぼれる。狂喜乱舞も続くと当たり前になってきて、粛々と進む阿波踊りのイメージがすっかり変わってしまった。奴連に続く無作連は、鳴り物が道の両脇に寄り、踊り手が戻ってきて演舞する。のんき連が終わった時点で21:50で、温度36.0℃、湿度は計測不可能、熱中症計は危険である。開園時に比べ5℃も温度が上がり、蒸し暑さも増した気がする。
市内何ヶ所かで演舞してきたためか、尻端折りしていた浴衣も乱れ、汗みずくである狂喜乱舞の阿呆連(動画参照)、無双連、うずき連、若獅子連と有名連が続く。徳島大土木建設連は大学生の連らしく、若手ばかりであるが、今までの有名連による豪華料理の後のお茶漬けの味わいである(動画参照)。
最後の「れれれの連」は、天才バカボンで竹ぼうきで掃除をしている「れれれのおじさん」を模したものである。踊りながら独特の指やシェーの足の形を示す、いわばデザートである。 阿波踊りの連が集まり、総踊りが行われる。今までと違い、最初に鳴り物が出てきて演奏後両脇に寄って踊り手を迎える。鳴り物の間を踊り手が演舞し、最後に各連の高張提灯が進んで終了する。演舞する連は今回参加しなかった連も含まれている。
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