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井草八幡宮

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青梅街道 井草八幡宮 青梅街道 井草八幡宮 

 当社は、古代より人々の生活の場であった遅野井(上井草村)の地に鎮まり、付近から縄文時代の住居跡や多くの土器・石器が発掘されてます。中でも文華殿(宝物殿)に収蔵する顔面把手付釣手形土器(重要文化財)は火を灯した痕跡があり、何らかの祭祀儀礼に用いたと想像され、この辺りが神聖な地であったことが窺えます。
 鎌倉時代に入り、文治五年(一一八九)に源頼朝公が奥州征伐の途次、戦勝を祈願しました。その願いが叶って頼朝公自ら松樹を手植えしましたが、現在は枯れてしまい、その末流に当たる松が境内で育っています。
 室町時代には太田道灌が石神井城の豪族豊島氏を攻めるに際して、当社に戦勝を祈願したと伝えられています。
 江戸時代になると三代将軍家光より朱印領六石が寄進され、こののち歴代将軍何れも朱印地を寄進して萬延元年にまで及んでいます。この地域の地頭であった今川氏も当社を深く崇敬し調度品などを奉納し興隆に努め、寛文四年(一六六四)に寺社奉行の命により改築した本殿は、現在杉並区内で最も古い木造建築物です。
青梅街道 井草八幡宮 青梅街道 井草八幡宮 

立派な朱色の大鳥居の先には長い東参道が続く。
井草八幡宮 境内案内図 井草八幡宮 境内案内図 
井草八幡宮 由緒 井草八幡宮 由緒 
井草八幡宮 東参道 井草八幡宮 東参道 
井草八幡宮 二の的 井草八幡宮 二の的 

赤鳥居を過ぎた所に一の的がある。なんの説明もないが、流鏑馬の的の位置を表すのでは、と思う。
井草八幡宮 神楽殿手前で右折 井草八幡宮 神楽殿手前で右折 
井草八幡宮 楼門 井草八幡宮 楼門 
井草八幡宮 井草八幡宮 
井草八幡宮 井草八幡宮 

 この神社は旧上、下井草村の鎮守です。御祭神は八幡大神で、明治時代までこの付近の古い地名から、遅野井八幡宮とも呼ばれていました。
 境内東側付近からは縄文時代中期(約四千年前)の住居址が発見され、多くの土器が発見されました。その中の顔面把手付釣手形土器は、国の重要文化財に指定されています。このように当社周辺は太古の昔から森もあり水も豊かで、生活に適した景勝の地であったと思われます。
 当社は九百年余の歴史をもつと伝えられ、社前には源頼朝が文治二年(一一八六)奥州藤原泰衡征討の際、戦勝を祈願して手植寄進したという天然記念物の大きな松がありましたが、残念ながら昭和四十八年枯れてしまいました。また、江戸時代の慶安二年(一六四九)徳川家光は、社殿を造営させ朱印領六石を寄進しております。
 祭日は十月一日を中心に、三年ごとに神輿の渡御、五年ごとに鎌倉の昔をしのぶ珍しい流鏑馬の神事が行われています。
井草八幡宮 頼朝公御手植の松 井草八幡宮 頼朝公御手植の松 

 鎌倉晴代初頭の文治五年(一一八九年)、源頼朝公は奥州藤原氏の征伐に向かう途次、当神社に戦勝祈願に立ち寄りました。その後、無事奥州平定に成功した頼朝公は、その報賽として建久四年(一一九三年)、社頭に雌雄二本の松を自らの手で植え奉献されました。
 雌松(赤松)は明治時代に枯れてしまいましたが、雄松(黒松)は約八百年の間、井草地域の標徴としで仰ぎ見られていました。東京都の天然記念物にも指定され、高さ約四十米・周回約五米、大人三人でやっと抱えられる程の威容を誇っていました。しかしながら、昭和四十七年一月、強風によってニ股に分かれた大幹の一方が折れ落ちて以来、急速に衰え終には枯れてしまいました。現在、神門内側にある衝立は、その根を輪切りにしたものです。現在の松はその大松の末流にあたり、ニ代目の御手植の松として大事に育てられています。
井草八幡宮 頼朝公御手植の松 井草八幡宮 頼朝公御手植の松 
井草八幡宮 神門 井草八幡宮 神門 
井草八幡宮 拝殿 井草八幡宮 拝殿 
井草八幡宮 境内略図 井草八幡宮 境内略図 
井草八幡宮 楼門を出て左折、北参道へ 井草八幡宮 楼門を出て左折、北参道へ 

行きは東参道を歩き、右から来て楼門に入った。
井草八幡宮 北参道 井草八幡宮 北参道 
井草八幡宮 北参道から青梅街道 井草八幡前交差点へ 井草八幡宮 北参道から青梅街道 井草八幡前交差点へ 
青梅街道 井草八幡前交差点で左折 青梅街道 井草八幡前交差点で左折 



 
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