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旧三河島汚水処分場 ポンプ場施設〜荒川自然公園

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旧三河島汚水処分場 ポンプ場施設(正門〜東・西阻水扉室〜量水器室)

 旧三河島汚水処分場は、大正11年(1922年)に運転を開始し、平成11年(1999年)まで約77年間にわたって使用され、日本最初の近代下水処理施設として初めて国の重要文化財(建造物)に指定された。事務棟で見学の概要説明を受けた後、東・西阻水扉室、沈砂池見物に向かう、沈砂池は、下水がこの池の中をゆっくり流れることで下水中の土砂類を沈殿させる施設で、沈砂池や水路をメンテナンスする際には、阻水扉を閉めて水の流入を一時的に止めていた。下水中の浮いたゴミを地下のスクリーンで取り除き、沈砂やゴミを積んだ土運車は、台車の上に乗せられた状態で、傾斜路の上の道路まで往復していた。

旧三河島汚水処分場 ポンプ場施設(喞筒井及び喞筒井接続暗渠〜喞筒(ポンプ)室〜土運車引揚装置(インクライン)用電動機室)

 量水器室の説明板の後方に喞筒井及び喞筒井接続暗渠があり、狭いため7〜8人単位でヘルメットを被って暗渠に入る。使用されていないため、異臭はない。暗渠には量水器室、阻水扉室暗渠、10号喞筒井喞筒室がある。赤レンガが美しい喞筒室に入り、ヴェンチュリーメーター(量水器)や汚水ポンプを見た後、屋外展示の馬蹄形しンガ敷きの下水管や土運車引揚装置用電動機室を見物して見学を終える。

都電 荒川線 荒川二丁目駅〜荒川自然公園(白鳥池〜バラ園)

 旧三河島汚水処分場 ポンプ場施設)沿いに北上し、荒川自然公園に入る。荒川自然公園は三河島水再生センターの施設の上に新たに人工地盤を造ってそのスペースに造られた公園である。公園は大きく3つのブロックに分けられ、人工的な池があり樹木などが多く植えられた南側地区、野球場やテニスコートなどがある中央地区、そして子供が交通ルールを学ぶために造られた交通園などがある北側地区である。南側地区と中央地区との間は連絡橋を渡る。南側地区の白鳥の池、あやめ園の八ツ橋と過ぎ、中央地区のさつき園、大輪のバラ園を楽しんだ後、北端の交通園から元来た道を戻り、荒川二丁目駅に着く。






 
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