都心の初詣巡りH210108

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天皇誕生日 一般参賀・皇居周遊(H18−12−23)



日枝山王神社〜東御苑・北の丸公園〜靖国神社

 間もなくオープン1年を迎える赤坂サカス(平成20年3月開業)から歩き始め、日枝山王神社の赤坂大鳥居から境内に入る。長い階段もエスカレーターを利用することが出来る。大絵馬展として多くの絵馬が展示され、参拝客は番号を指定して買うことが出来るが、すでに売り切れのものも多い。男坂を下り、山王鳥居を出て道成りに歩くと山王坂で、上ると国会裏交差点に出て右折、総理官邸前に至る。
 茱萸(ぐみ)坂、潮見坂を下り、衆議院、財務省と霞が関の南側を歩いて、国会通りを経て、西幸門から日比谷公園に入る。冬枯れの芝生が美しい第二花壇、大噴水を通り、日比谷門から出て、日比谷通りを北上する。馬場先門、和田倉門を経て、大手町交差点で左折、永代通りに出て大手門に至る。
 東御苑に入り、本丸大芝生、天守台を経て北桔橋門から出ると、代官町通りの北の丸公園入口である。右手の赤レンガがきれいな旧近衛師団司令部庁舎を見て公園に入り、科学技術館、武道館を通ると、田安門から出て、大鳥居から靖国神社に入る。大村益次郎の巨像前、拝殿を通り、南門から出て、靖国通りを歩き、市ヶ谷駅に着く。

皇居 東御苑

 東御苑への入口(大手門、平川門、北桔橋門)で最もポピュラーな大手門から入る。入ってすぐに皇室の美術品類が収められた三の丸尚蔵館があり、城の奥の番所ほど、位の上の役人が詰めていた番所が同心番所、百人番所、大番所と続く。百人番所前の広場の先には吹上御苑との間の扉があるが、天皇誕生日には一般参賀の後、この扉から大手門へ出る帰りのルートになっている。
 中之門、中雀門を経て本丸大芝生に至る。本丸大芝生に入ると、正面奥に天守台と、桃華楽堂が望見される。入ってすぐ左手木立の奥に富士見櫓がある。危ないので近づけないが、一般参賀の時は吹上御苑側から蓮池濠に聳え立つ姿は見事である。大芝生の右手西側沿いの木立の中に、赤穂義士で有名な松の大廊下跡があるが、分かりにくい。
 徳川秀忠の時に造られた天守閣は、明暦の大火(振り袖火事)で焼失後、再建されていない。天守台の右には、香淳皇后の還暦を記念して建てられた音楽堂の桃華楽堂がある。天守台の北にある北桔橋門から出ると、北の丸公園に出る。

皇居 北の丸公園

 東御苑の北桔橋門から出ると代官町通りの歩道橋の右手に赤レンガの旧近衛師団司令部庁舎があり、隣接する北白川宮能久親王銅像を見た後、科学技術館に向かう。北白川宮能久親王は、上野彰義隊戦争時の上野寛永寺の門跡である。メイン道路に戻り、すぐ右折して吉田茂像の前を進むと、御三卿の一つ、清水徳川家の屋敷があった清水門がある。
 メイン道路に戻り、そのまま横断して芝生広場に向かう。公園の西側に広がる芝生広場から、メイン道路沿いに西側にある散歩道を北上、木立の奥で分かりにくい所にある近衛歩兵第二聯隊記念碑(近歩二会)、武道館前売店手前の近衛歩兵第一聯隊跡記念碑(全国近歩一会)を見た後、武道館を経て田安門から靖国通りに出ると、靖国神社の大鳥居が近い。田安門は、御三卿の一つ、田安徳川家の屋敷があった。

靖国神社

 北の丸公園から出た所にある田安門交差点の歩道橋傍には、常燈明台(高燈籠)があり、続いて品川弥二郎子爵、日露戦争の満州軍総司令官で、西郷隆盛の従弟である大山巌元帥の像がある。今年創立140年の靖国神社の大鳥居(第一鳥居)から石灯籠が並ぶ参道を進むと、右手に常陸丸殉難記念碑、田中支隊忠魂碑、慰霊の泉と続き、第二鳥居との中間点に帝国陸軍創始者の大村益次郎の巨像がある。  第二鳥居前の大灯籠は、右は日本海海戦の三笠艦橋の図や、日清戦争の黄海海戦等の海軍の、左は義和団の変での天津城攻撃、爆弾三勇士などの陸軍の戦闘場面のレリーフが飾られている。神門、中門鳥居を通り、拝殿に至る。拝殿脇には、各地の神社の絵馬や、全国靖国献酒会のラベルが展示され、正月らしさが漂う。数年前に独特の歴史観で物議をかもした遊就館を経て、南門から靖国通りに出る。南門前には、幕末三道場の一つ神道無念流の練兵館跡の碑がある。

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