梅の花の香りと馬込の文士を訪ねて
(H19−02−24)
【関連サイト】 | 「西の下町」戸越と馬込文士村を歩く(H16−09−11) | |
東急 池上線(蒲田〜池上本門寺〜御嶽山) | ||
都営 浅草線(西馬込〜五反田〜泉岳寺) |
蒲田駅西口から大越通り商店街を通って池上本門寺の総門に着く。総門で左折、日蓮上人終焉の地である大坊本行寺、池上梅園を経て、北から本門寺に入る。本門寺界隈は別ページにまとめた。馬込桜木通りを歩き、馬込文士村所縁の熊谷恒子記念館や、藤浦洸のプレートを見つつ、大森駅に着く。
池上本門寺の総門を左折して西側の麓を廻り、大坊本行寺、池上庭園を経て北から本門寺に入る。本門寺界隈は厳定院など多くの寺に囲まれ、その一つに日蓮上人終焉の地である池上宗仲邸跡の大坊本行寺がある。この由縁から池上宗仲が法華経の字数(69384字)に合わせて約7万坪の寺域を寄進、池上本門寺と呼ばれる。今年の異常な暖冬のため、池上梅園の梅が盛りを過ぎているのが残念である。
北から本門寺に入ると目の前に大きな大堂(祖師堂)が聳え立つ。本門寺は戦災で大打撃を受け、大堂など多くが新しい。仁王門から加藤清正が寄進した比経難持坂(しきょうなんじざか)の急坂の下に総門が小さく見える。仁王門周辺には日蓮大聖人説法像や、関東大震災供養碑、大田区戦没者慰霊塔、日露戦役忠魂之碑、前田利家の側室による層塔、徳川秀忠の病気快癒お礼の五重塔などが所狭しと並ぶ。五重塔から少し北上すると横死した力道山の墓がある。