開通日の副都心線 H200614

【関連サイト】 都電 荒川線
有名仏閣 入谷鬼子母神 雑司ヶ谷鬼子母神
都電 荒川線)早稲田 神田川の花見風景
大学点描 早稲田大学
    有名神社 明治神宮
    日露戦争の栄光 海軍 東郷平八郎元帥 
     


駅風景(渋谷〜新宿3丁目〜池袋)
 JR渋谷駅東口側にある東急東横店前に新設された出入り口から塗料の臭いが漂う真っ白な通路を下り、渋谷駅に向かう。開通日(平成20年6月14日)ではあるが、9時半と早いせいか人出も少なく、貝殻の中に設けられたエスカレーターでホームに下る。半蔵門線との連絡通路は広く、地下商店街ほどであるが、何もなく白い壁が続く。名物の「吹き抜け」が見つけられないままに新車両に乗って池袋に向かう。
 開通日の混乱から、出発が7〜8分遅れ、途中でも先行車両停車のため遅れ、結局10分以上遅延した。おかげで、ホームに降りて写真を撮る余裕もでき、明治神宮前駅や、新宿三丁目駅の風景が撮れた。新しくてきれいな車内はガラガラで、気が抜けるほどである。開通日であるにもかかわらず、副都心線の池袋駅の改札口は工事中で、天井は配線むき出しである。案内板や地図も不親切で、西武線はこちら、としかなく東口に行くのでその通り歩いたら西口の東武に出てしまった。副都心線池袋駅の東端は西口よりさらに西にあるので間違いではないが、地理不案内の人から見れば、道をどこで間違えたのか、と混乱する。
 池袋からの戻りは13時半で、改札口は大混雑であり、入場することをあきらめ、コンコースを歩いて端に「吹き抜け」が見える場所を見つけて撮影した。出来たばかりで、ただただ白い壁が続く印象の渋谷駅である。宮下公園側からコンコースを歩くと、渋谷駅手前にあるオブジェは白一色の壁に咲いた大輪の花である。

池袋〜鬼子母神〜雑司ヶ谷

 池袋東口からグリーン大通りを南下、有楽町線東池袋駅、都電荒川線 東池袋4丁目駅と歩いて右折、雑司ヶ谷霊園に至る。夏目漱石などの墓があるはずだが場所が分からない。霊園を出て荒川線の線路沿いを南下、大鳥神社を経て鬼子母神に着く。
 大鳥神社は鬼子母神の境内に鷺明神として祀られたが、明治の神仏分離令により分離、遷座したものである。近くの鬼子母神は副都心線雑司ヶ谷駅開業記念イベントのスタンプラリーの人々で賑わっている。境内の駄菓子屋は看板を新調し、雰囲気が明るくなった。名物のススキのみみずくも鬼子母神を出た所にある店で売られている。表参道のケヤキ並木を通り、荒川線鬼子母神前駅下にある雑司ヶ谷駅に至る。

雑司ヶ谷〜西早稲田〜東新宿

 鬼子母神の表参道を歩き目白通りに出て西進、千登世橋を降りて明治通りに着く。都電荒川線沿いに明治通りを南下、新目白通りと交差する神田川の桜並木で有名な高戸橋を渡り、ラーメン店が激烈な勝負をする馬場口交差点で早稲田通りを渡って、早稲田大学の理工学術院(理工学部)に着く。
 大学院を修了して36年ぶりに訪れた母校は建物のほとんどは昔のままだが、中庭は木立が茂り、明治通り側に増設された校舎が開放感を無くして、ただでさえ手狭なキャンパスを狭苦しくしていた。久しぶりに食べた学食は安いとは思うが・・・、口が奢ったのか、生活が豊かになったかは分からない。とは言え、西早稲田駅と地下で連絡するキャンパスは魅力的である。木に囲まれた正門を出て明治通りに戻る。
 明治通りを挟んで向かい側にある女子学習院の鋳鉄製の旧正門は重要文化財である。明治通りをさらに南下すると、大久保通りと職安通りの交差点を南北に結ぶ東新宿駅に至る。

新宿3丁目〜明治神宮前〜渋谷

 明治通りを南下し、花園神社に至る。花園神社は内藤新宿の総鎮守で、明治通りと靖国通りに面する角地にあるが閑静で、境内には有名な唐十郎の紅テントもあるが、意外なほどに小さい。新宿3丁目交差点で、副都心線開通で最も利益を享受すると言われ、開通祝いの幟で飾られた伊勢丹を通り、甲州街道を渡ると正面に高島屋が聳え立つ。店の前の明治通りにできた地下鉄の出入り口は、新宿駅から少し離れた立地の不利をカバーする点では伊勢丹と同じである。
 首都高4号新宿線の高架下にある北参道交差点をとおり、軍神東郷平八王を祭る東郷神社、隣接した竹下通りを経て明治神宮前交差点に至る。この交差点は原宿駅からも近いが、埼玉から来ると直通で表参道に着けるメリットは大きいだろう、と思わされる。池袋で乗り換えなくとも新宿や、表参道、渋谷、4年後には横浜やみなとみらいまで行ける魅力は大きい。さらに明治通りを歩いて宮下公園交差点に新設された出入り口から渋谷駅に向かう。

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