渋谷〜赤坂見附〜新橋
渋谷駅東口から宮益坂を上り、青山学院や国連大学本部、こどもの城、骨董通りをを経て表参道に到る。渋谷区のコミュニティバスのハチ公バスのバス停を見つつ、「骨董」の名にそぐわないファッションブティックが建ち並ぶ骨董通りや、表参道は若いペアで賑わっている。外苑前駅はラグビーのメッカ秩父宮ラグビー場に近く、少し青山通り(国道246号線)を歩くと遠景に外苑の絵画館を望む有名な銀杏並木がある。
青山一丁目から豊川稲荷まで、青山通りの左側は赤坂御用地の石垣が続き、右側には港区のコミュニティバス「ちいバス(赤坂ルート)」のバス停が続いて、2.26事件で暗殺された高橋是清の旧邸跡の記念公園がある。豊川稲荷は愛知県の豊川稲荷の分社で、本来は曹洞宗の寺である。豊川稲荷から青山通りは急な下り道となり、赤坂プリンス、ニューオオタニ、赤坂エクセルホテル東急などの高層ホテル群が並ぶ赤坂見附に到る。
赤坂見附と溜池山王の中間にある日枝神社(日枝山王)は、江戸三大祭の一つで、大鳥居の正面には赤坂通りのTBSビルが見える。境内には国歌「君が代」に詠われる大きなさざれ石があり、「さざれ石の巌となりて」が現物として分る。歴史書や時代小説では書かれていても実感できない溜池発祥の碑を見つつ、霞が関ビル、虎ノ門、西新橋と外堀通りを歩き、新橋駅に着く。