丸ノ内線H2001

【関連サイト】 東京メトロ(旧営団) 丸ノ内線(平成15年)
    JR 総武線 三鷹〜荻窪〜中野
JR 中央線快速 新宿〜中野〜荻窪
阿佐ヶ谷 七夕祭り点描
東京の名園 新宿御苑
新宿御苑と都会の富士塚を巡る(H18−09−09)
    有名神社 日枝山王神社 
     東京の庭園 日比谷公園
有名仏閣 伝通院・護国寺
都電 荒川線
     



荻窪〜中野坂上〜新宿

 中央線の南沿いの道を歩き、天沼陸橋交差点で青梅街道に出て、冬空の枯れた並木を見つつ、ひたすら東進、南阿佐ヶ谷、新高円寺、東高円寺、新中野に至る。高円寺陸橋下交差点で環七を渡ってすぐに蚕糸公園がある。
 新中野からは、青梅街道は商店街も賑やかとなり、山手通りの下を走る大江戸線と接続する中野坂上は人出も多い。中野坂上を過ぎると成子坂下まで青梅街道は道路整備工事が行われている。地名の由来となった神田川に架かる淀橋は、徳川家光が名付けたが、小さな橋である。高さ12mの富士塚がある成子天神社、西新宿駅前を通り、新宿副都心の高層ビルを右手に見つつ、副都心歩道橋下交差点で右折して新宿駅西口に向う。

新宿〜赤坂見附〜霞ヶ関

 丸ノ内線に沿った新宿駅東西を結ぶ地下連絡通路を歩き、東口から紀伊国屋書店、伊勢丹と新宿の繁華街を通る新宿通りを進む。三越新宿店は新宿三越アルコットとなり、ティファニーなどの店が中心となっている。アールデコ風の外観で有名な伊勢丹、赤軍により爆破された新宿3丁目交差点の追分交番、新宿御苑前を歩いて甲州街道が合流する四谷4丁目交差点に至る。交差点手前に四谷大木戸跡や、玉川上水関連の遺構の碑がある。
 新宿通りを東進し、四谷見附交差点で右折し、JRと併設した四ッ谷駅を左手に見つつ外堀通りを歩くと、若葉東公園で学習院初等科、東宮御所を経て明治神宮外苑に至る道と分岐する。正面には赤坂迎賓館があるが、現在は改修中である。右手に赤坂御料所、左手に紀尾井町、赤坂見附に林立するニューオオタニや、赤坂プリンスの高層ホテルを見つつ、紀之国坂を下る。左に弁慶濠を見ながら首都高新宿線の高架下を歩いていくと赤坂見附に着く。
 山王下交差点の大鳥居の階段脇の小路から日枝神社下の道を進み、山王坂を上って総理官邸前交差点に至る。そのまま直進して衆議院を左に見つつ茱萸(ぐみ)坂を下り、財務省上交差点で左折、六本木通りへ進む。六本木通りの外務省上交差点から霞が関坂を下る。

日比谷公園〜銀座〜東京

 霞門から日比谷公園に入り、雲形池、松本楼、大噴水と西から東に横断して日比谷門から出て、帝国ホテル、東京宝塚劇場の間の御幸(みゆき)通りを通る。日比谷公園には京橋の欄干柱がさり気なく置かれ、大きな芝生の第2花壇は冬枯れであるが、青空に大噴水はよく映える。
 日比谷通りの帝国ホテルと日生劇場の間の御幸通りを歩き、昨秋にリニューアルオープンしたシアタークリエ(旧芸術座)では定番の森光子の放浪記が演じられている。島崎藤村や島村抱月が学んだ泰明小学校前を過ぎて、西銀座通りに出て左折、数寄屋橋交差点に至る。
 大当たりが出ると評判の西銀座宝くじ売り場にはグリーンジャンボを買う長蛇の列が出来ている。銀恋の碑などを見つつ西銀座通りを北上すると、昨年オープンしたマロニエゲートがあり、鍛冶橋交差点に至る。国際フォーラム前で右折、線路沿いに東京駅に向うと丸ビルや新丸ビルが聳え立つ。丸の内の三菱に遅れを取った三井が建てたばかりの八重洲のグラントウキョウ ノースタワーも偉容を誇る。東京駅丸の内口は再開発中で、ほとんど歩くことは出来ず、地下街に行くよう、案内が出ている。

東京〜後楽園〜池袋

 丸の内の大名小路を北上し、東京サンケイビル、日経ホールと通り過ぎ、鎌倉橋交差点で外堀通りと合流、淡路町を経て昌平橋に至る。昌平橋で直角に左折、中央線沿いに湯島聖堂、順天堂病院を通り、北上して本郷通りに出る。昌平とは聖堂に祀られる孔子の生地の昌平郷にちなんで名づけられた。
 春日通りに出て、ひたすら西進、池袋に至る。春日通りとは、春日局の拝領地があったことに由来し、その中心地と言う意味で本郷と名付けられた。水戸家の庭園であった小石川後楽園は、丸ノ内線を挟んで春日通りの反対側にある。富坂の上には中央大学の理工学部校舎が壁のようにそそり立ち、少し先には徳川家康の生母のお大(於大)の方を葬った伝通院があり、豊臣秀頼の妻千姫などの墓所がある。茗荷谷には跡見学園や御茶ノ水女子大が並び、都電荒川線の向原駅を通り過ぎるとサンシャイン60が見えて、池袋に着く。

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