JR 横須賀線
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海上自衛隊横須賀基地 ヨコスカ サマーフェスタ2010(H22−08−07) |
横須賀線は東京駅から品川駅まで地下を走る。そのため、山手線とは違い、丸の内から国際フォーラム、コリドー街、汐留、海岸通りと色々なところを通る。
海岸通りから浜松町駅に向かい、芝離宮の脇を通って旧海岸通に行く。旧海岸通りから再開発が進む品川駅の港南地区の高層ビルが良く見える。
品川で高輪口方向に右折する。横須賀線は他の路線同様、御殿山で大きく右折するが、歩けないので第一京浜を進む。南品川4丁目交差点を右折し、JR大井町駅前を通って西大井に向かう。
横須賀線は品川から横浜まで昔の貨物線を使っている。特に、西新井と新川崎間は一度南に向かい、急に北に向かって多摩川を渡り、再び急に方向を変えて南下する。このため、分かりやすい道は中原街道であり、一見遠回りのようだが、歩くとそれほどでもなかった。
新川崎から鶴見までは工場が並ぶ横須賀線沿いに南下する。鶴見駅前は別掲の曹洞宗大本山総持寺がある。生麦には生麦事件の碑があり、そこからはひたすら第一京浜を歩いて横浜に向かう。
総持寺は元々能登にあり、永平寺に並ぶ大本山であった。しかし、明治31年に大火災にあい、これを機会に布教の中心を鶴見に移した。三寺の印象は、大きな門前町がありながら荘厳な永平寺、寂れた感じが否めない能登総持寺、巨大ビルの鶴見総持寺である。
保土ヶ谷に本陣跡、保土ヶ谷と戸塚に一里塚跡があった。中山道や日光街道に有ったような一里塚は無く、碑だけである。箱根大学駅伝での難所、権太坂は函館やサンフランシスコのような長い急坂ではなかった。意外でもあり、がっかりもした。
戸塚からJRに沿って大船に行き、そこからはほとんど線路際を歩く感じで鎌倉、逗子へと行く。北鎌倉から円覚寺、東慶寺、建長寺、鶴岡八幡宮を参拝しながら鎌倉に行くコースは、観光客で溢れていた。惜しむらくは、鶴岡八幡宮の本宮が工事中で見るべき所が無かったことである。
北鎌倉駅をはさんで円覚寺と東慶寺とがある。30年以上前の学生時代には参拝料が無かったのに、円覚寺で200円、東慶寺で100円を払った。観光客で溢れ、昔はほとんど一人で自由に見られたのに、と思わないわけではない。
建長寺は全国の信者がバスで大勢参拝しており、京都で修学旅行の学生が溢れているのと同じであった。鶴岡八幡宮は本宮の工事で見るべきものも無く、不満を漏らす観光客も居た。
東逗子から三浦半島の西から東へ山越えし、田浦を経て横須賀に行く。田浦からはトンネルの連続で、横須賀駅は海に面している。
横須賀駅前のヴェルニー公園には帝国海軍の記念碑や、海上自衛隊の艦船を見ることが出来る。横須賀線としては途中で右折して山越えで久里浜に向かう。しかし、戦艦三笠を見物するため、三笠公園を経て、京急横須賀中央駅まで歩いた。
三笠は言うまでも無く、日露戦争の帰趨を決めた日本海海戦での連合艦隊旗艦である。三笠の隅から隅まで写真を30枚撮ったので、まず見ていただきたい。
横須賀から山越えで衣笠への道は分かり難かった。道を確認しても、本当に正しいのか分からず、横須賀周辺に多い人一人通るのがやっとの歩道付きトンネルを出たら目の前が衣笠、と分かる風景だった。