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万歩計



(From H14-10-28)

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掲示板(一言どうぞ)


東日暮里四丁目東交差点〜根岸小学校前交差点〜ねぎし三平堂

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住宅街を西進 住宅街を西進 

根岸四丁目交差点で右折すると、柳通りと言い昔の花街だったそうで、その名残の柳並木が少しだけ続く。
住宅街を西進 住宅街を西進 

隣家が駐車場になったため壁が不細工であるが、いかにも昔風の造りの家である。しかし、このくらいで後はアパートや小規模マンションが多い。
根岸子規会 根岸案内 鶯春亭 根岸子規会 根岸案内 鶯春亭 

根岸には子規庵があり、詳しくは知らないが、このような根岸案内が所々に貼られている。
根岸子規会 根岸案内 鶯春亭 根岸子規会 根岸案内 鶯春亭 

 この辺りに江戸時代から続く料亭鶯春亭がありました。音無川にかけられた橋を渡ると玄関があり、その左右にはひときわ高い建仁寺垣が何十間も続いていました。鶯会はここを中心に行われ、また多くの文人も集まりました。音無川をはさんではす向かいにあった笹乃雪が藁葺屋根の庶民的な店であったのに比べ、鶯春亭は粋をこらした庭に、建物にも数寄を集めた高級料亭でした。
 多くの書に、ここの名物は「金麩羅料理」とあります。金麩羅は天麩羅に卵の黄身を使い、また銀麩羅もあり、卵の白身を使った物だと聞いています。
東日暮里四丁目南交差点で左折、尾竹橋通りへ 東日暮里四丁目南交差点で左折、尾竹橋通りへ 
尾竹橋通り 北めぐりん 入谷区民館根岸分館 バス停 尾竹橋通り 北めぐりん 入谷区民館根岸分館 バス停 
尾竹橋通り 根岸小学校前交差点で右折、尾久橋通りへ 尾竹橋通り 根岸小学校前交差点で右折、尾久橋通りへ 

尾竹橋通りを少し直進すると、鶯谷駅前交差点で言問通りに合流し、その先に鶯谷駅がある。左奥に見える高架は言問通りの上に架かる寛永寺陸橋である。
根岸小学校前交差点から見た尾久橋通り 根岸小学校前交差点から見た尾久橋通り 
根岸子規会 根岸案内 ようこそ根岸へ 根岸子規会 根岸案内 ようこそ根岸へ 

根岸小学校前交差点歩道橋の下で、尾竹橋通りに入ってすぐにある豆腐料理店「笹乃雪」の黒塀に貼られている。
塗り替えて間もないきれいな黒塀に貼られており、何か汚された気がしないでもない。
根岸子規会 根岸案内 ようこそ根岸へ 根岸子規会 根岸案内 ようこそ根岸へ 

 正岡子規は明治二十五年に根岸に転居してきて、明治三十五年九月十九日に亡くなるまで、この根岸の地で彼の生涯の文学活動の大半を行いました。また、根岸に住むことを誇りに思い、暇さえあれば根岸周辺を散歩して、俳句を詠みます。歩くことができなくなれば人力車で出かけ、それもかなわなくなれば六畳の病床に聞こえてくる町の音に耳を澄まし、根岸の光景を思い出しながら俳句を詠みます。
 私たち根岸子規会は、地域の方々の協力のもと、子規の俳句二百句以上を根岸の街角に貼りました。また今年は今まで顧みられることのなかった資料をもとに、当時の景観の再構成を試み、「根岸前田邸近傍図」を作成しました。
尾久橋通り 根岸小学校前交差点 豆腐料理 笹乃雪 尾久橋通り 根岸小学校前交差点 豆腐料理 笹乃雪 

入口の左の黒塀に根岸子規会の資料が貼られている。料亭鶯春亭の資料で「笹乃雪が藁葺屋根の庶民的な店であった」と書かれているが、とてもそんな雰囲気ではなく、高級料亭の趣である。
尾久橋通り 根岸小学校前交差点から次の交差点で左折 尾久橋通り 根岸小学校前交差点から次の交差点で左折 

せっかくなので根岸子規庵を、と思い歩いたら、次の信号の左手奥の小路に子規会の説明板があった。
尾久橋通り 根岸子規会 子規庵 尾久橋通り 根岸子規会 子規庵 

右が根岸前田邸近傍図であるが、斜め左下の山手線と、鶯谷駅は分かるものの、現代の道はまったく書かれておらず、当時の何とか横丁だらけである。中央やや左上が前田邸で、赤い現在地の左に子規庵があるものの、今のどこに相当するのか分からない。
周辺を少し歩いたが、いわゆるラブホテル街で、昼間からうろうろする気にはなれず、探すのをあきらめた。後日調べたら、もっと北のねぎし三平堂の裏にあった。
尾久橋通り 根岸子規会 子規庵 尾久橋通り 根岸子規会 子規庵 

 加賀屋敷裏門を入ってすぐのこの辺りは、生け垣に囲まれた前田家の貸家の並んでいたところです。子規庵に行くにはこの裏門を入らずに、加賀屋敷の黒塀に沿ってぐるっと回り、鶯横丁に入らねばなりません。初めて子規を尋ね、誤って裏門を入ってしまった人もいました。山口花笠は
「加賀屋敷と聞いたから加賀屋敷に入って見れどわからぬ。そこらに遊んでいる子供に問うと、正岡さんならそこですと教へられたので、みると杉垣の中に小さな枝折戸がある。うれしさに其戸に手をかけると苦もなく開いたので這入ると薔薇など紛々と匂て居る中庭である。サア仕舞ったと思うたが仕方がない・・」
子規庵の裏口に出てしまったのである。
尾久橋通り 竹台高校前交差点脇の小路へ 尾久橋通り 竹台高校前交差点脇の小路へ 

交差点手前の駐車場の左の小路の入口に「ねぎし三平堂」の案内がある。
尾久橋通り 竹台高校前交差点脇 ねぎし三平堂案内 尾久橋通り 竹台高校前交差点脇 ねぎし三平堂案内 

正岡子規の旧居である根岸子規庵は、ほぼこの三平堂の裏にある。しかし、細い道を曲がるのに案内掲示がされていないので、この時は場所が分からなかった。後日入谷朝顔市の時に探し、見つけることが出来た。
ねぎし三平堂 ねぎし三平堂 

先代林家三平の口癖である「ど(土)ーもすい(水)ません」に因み、開館日は毎週の水、土と、日曜日である。
ねぎし三平堂 ねぎし三平堂 

入館料は600円で、先代林家三平所縁の品々の展示がなされている。



 
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