新宿線H2003

【関連サイト】 都営 新宿線(平成15年)
大日本帝国 残影) 靖国神社 点描
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江戸の有名人の足跡 加藤清正
     



新宿〜市ヶ谷〜神保町

 南口で架け替え中の新宿跨線橋を渡り、新宿御苑前で左折し靖国通りに出てひたすら東進、市ヶ谷に向う。お台場に移転する前のフジテレビがあった河田町に近い曙橋を過ぎると、防衛省がある陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地がある。
 南門から靖国神社に入り、拝殿で参拝後、長い参道を東進、大村益次郎の銅像を経て、大鳥居(第一鳥居)から田安門前に出る。小泉元首相の人気にあやかって始められた首相饅頭は、靖国神社の名物になってきている。貧乏くじを引いて首相になった福田饅頭ではあるが、改革を全て反故にし、守旧派や金権田中角栄直系の小沢一郎に振り回されて株価大暴落、国政の大混乱を招き、国民の方が貧乏くじを引かされている。
 九段坂を下った所にある俎(まないた)橋には、ハレー彗星接近を記念した寿老人を象った像がある。

神保町〜馬喰横山〜住吉

 古本街で有名な神保町、スノボーなどが売られるスポーツ店が並ぶ駿河台下を歩き、須田町から岩本町の秋葉原電気街を見つつ靖国通りを東進する。清洲橋通りに入り、馬喰横山の繊維問屋街を経て、明治座脇の小路を通って浜町公園前の浜町駅に着く。
 関東大震災で唯一落ちずに多くの人が逃げられたので人助け橋とも言われる新大橋を渡り、新大橋通りをひたすら東進する。新大橋西詰には、交番の警官の活躍や人助け橋の由来を記した大小の碑がある。森下駅は清澄通り(二ツ目通り)と交差した所にあるが、二ツ目通りとは、明暦の大火後に堅川(現在は首都高小松川線の高架下にある)に架けられた隅田川から数えて2つ目の橋を通る道、と言う意味である。

住吉〜大島〜本八幡

 住吉駅を出てすぐに新大橋通りを挟んで南北に猿江恩賜公園がある。公園の南側は、江戸時代は幕府の貯木場であった。新宿線は東大島駅手前で地上を走り、荒川に架かる船堀橋を渡って船堀駅を過ぎてまた地下を走る。一之江駅から篠崎駅まで北東に市街地の地下を走るため、これといった特徴の無い片道1車線の一般道を歩き、地図を見ながらなので手間も掛かり、感覚的には電車の営業距離の倍以上も歩く。一之江駅、瑞江駅、篠崎駅は立派な駅ビルが建っており、地下鉄の駅との印象は無い。
 篠崎駅から京葉道路を東進すると、首都高と合流し、自動車専用道路として江戸川大橋を渡る。歩行者は渡れないので江戸川沿いの篠崎緑地を南下、江戸川水門、行徳橋を経由して向こう岸の千葉県側に着く。そこから江戸川沿いに行徳街道を北上、江戸川大橋の向かい側に至るが、その距離は2.6kmである。橋の長さは700mであり、いかに大回りかが分る。歩道も無く狭い行徳街道を北上するとJR総武線の本八幡駅に着き、そこに隣接して新宿線の本八幡駅がある。

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