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神幸祭準備風景〜発輦祭

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【関連サイト】   神田明神 神幸祭(H19−05−12)<全行程掲載>
有名神社 日枝神社(日枝山王社)

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  神幸祭準備風景

 日枝神社の山王祭は、江戸時代に神田明神の神田祭と併せて天下祭と呼ばれ、隔年で神幸祭の巡行が行われる。今年(平成22年)は山王祭で神幸祭が行われ、日枝神社から国会裏、麹町大通り(新宿通り)を経て四ツ谷駅に行き、戻って日本テレビ通り、靖国神社、大妻通り、国立劇場と過ぎて皇居坂下門で宮司が参賀、神符献上を行う。その後、兜町の日本橋日枝神社、中央通り、日比谷を進んで日枝神社に着く。今年は所用で坂下門までしか歩けなかったが、全経路を撮った神田祭と対比しながら山王祭を見ると、氏子や地域の特性など、様々な違いがよくわかる。

 巡行が始まる前に行われる発輦祭は、神田明神では鳳輦や山車などが置かれた境内に神職、氏子、各地区の鳶頭で一杯で、見物客は遥かかなたで眺めるしかない。その経験から7時には日枝神社に着いたが、狭い境内には鳳輦、山車は全くなく、閑散としており、南神門前で関係者の受付テントがあるだけである。
 あまりにも境内が閑散としているため、神門脇から女坂を見ると出発準備中の山車が見え、下って行くと駐車場に2基の鳳輦と宮神輿とが置かれていた。供物などの準備をしていた巫女に尋ねたところ、発輦祭は巡行が始まる8時の15分前から駐車場で行われるとのことだった。発輦祭が迫ると、女坂には山車を引く人などが集まるが、駐車場には鳳輦、宮神輿の引き手だけが待機する。

  発輦祭

 発輦祭は鳳輦、宮神輿を担ぐ神職と、宮司、禰宜、氏子総代など限られた人だけで行われ、見物客も数名程度であり、神田祭との比較で気が抜ける思いである。宮司による祝詞朗誦、氏子総代、宰領などによる榊奉納などの発輦祭は終わり、宰領による発輦合図の拍子木が打ち鳴らされる。






 
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