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(From H14-10-28)
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目次に戻る 城山通りから豪徳寺の長い松並木の参道を歩いて総門を抜けると正面に仏殿があり、手前左に三重塔、右に鐘楼、梵鐘、裏に本堂がある。仏殿から井伊家墓所がある左に進み、招き猫付きの絵馬や各層の破風に招き猫付きの三重塔を見つつ招福殿(招き猫)に入る。招福殿の左脇には破魔矢のお焚き上げのように古い招き猫ではなく、純白の人形が整然と並べられている。彦根藩主井伊家墓所には江戸で亡くなった藩主や家族が葬られ、正面に2代井伊直孝墓、左奥に13代井伊直弼墓がある。 豪徳寺は世田谷城主吉良政忠が、文明12年(1480)に建立した弘徳院を前身とし、寛永10年(1633)彦根藩世田谷領の成立後、井伊家の菩提寺になった。 2代彦根藩主井伊直孝が夕立にあった時に猫が招いて難を逃れ、それから菩提寺となったという謂れを持つ豪徳寺は、譜代としては別格の30万石余の領主に相応しい大寺である。境内には大きな仏殿、本殿、鐘楼があり、2年前に出来た三重塔もある。故事にちなむ招き猫は上品な白、赤の色彩で、小判も持たないすっきりしたものである。仏殿の左には参拝客が納めた招き猫を棚にした招福殿があり、そこから見ると普通は十二支の動物なのが三重塔にも招き猫が飾られているのには驚かされる。 豪徳寺は、彦根井伊家の菩提寺で、安政の大獄で桜田門で暗殺された井伊直弼の墓があり、井伊掃部守直孝がこの地を領した時、夕立にあい、猫が招いてこの寺に入った、との話から招き猫の伝説が出来たことでも有名。平成18年に三重宝塔が出来た。 |
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