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(From H14-10-28)

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横浜 称名寺(金沢文庫)・弘明寺

称名寺(金沢文庫)

 名刹 称名寺(金沢文庫)の惣門(赤門)をくぐると桜並木の参道で、横浜市指定有形文化財の塔頭光明院表門を過ぎ、二王門を抜けると庭園で、金沢貞顕の時代の文保三年(1319)から、翌年の元応二年にかけて造られた。阿字ヶ池に反橋(太鼓橋)が架かり、そこから見た金堂、鐘楼、釈迦堂などの並びは浄土曼荼羅の構図に基づき造られた浄土庭園である。

 金堂の左手から阿字ヶ池、反橋、平橋を見つつ歩き、謡曲「六浦」と青葉楓の案内を見た後、芝生広場に向かう。閉鎖されている中世の隧道の隣には県立金沢文庫(歴史博物館)への連絡道があり、金沢文庫と称名寺の文化財の歴史を書いた案内の横に北條実時公像がある。金沢文庫は、鎌倉幕府滅亡によって室町幕府、小田原北条氏、徳川家康など、歴代の権力者によって外へ持ち出されてしまった。阿字ヶ池沿いに歩いて、二王門を出て、桜並木の参道を経て惣門(赤門)に至る。

弘明寺

 京急本線沿いの道から左折すると弘明寺(ぐみょうじ)本堂前に出る。弘明寺は、元正天皇の養老5年(721)、インドの善無畏三蔵法師が仏教弘通のため、日本渡来の節開創されたお寺で、鎌倉時代には源家累代の祈願所とされ、江戸時代、坂東観音三十三ヵ所の第14番札所として信仰を集めた。本尊の木造十一面観音立像は、関東に遺る鉈彫りの典型的な作例として有名で、他にも木造 黒漆花瓶 二□、閻魔像などが飾られた大師堂や聖天堂がある。参道の階段途中に身代り地蔵菩薩があり、下りると仁王門である。





 
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