陸軍　乃木希典大将

見出し 見出しに戻る		乃木大将遺構（旧邸～乃木公園～乃木神社）（Ｈ２４－０８－２４）
		乃木大将遺構（旧邸～乃木公園～乃木神社）（Ｈ１６－１１）

　乃木大将遺構（旧邸～乃木公園～乃木神社）（Ｈ２４－０８－２４）

　凡将とも愚将とも言われ旅順攻撃の第３軍司令官で、明治天皇に殉死した乃木大将の邸宅は、乃木大将旧邸、乃木公園、乃木神社となっている。外苑東通りの乃木公園を見た後、乃木大将旧邸に入ると、正面に平屋の母屋があり、左横には棗の標　「水師営の棗の木の孫」、乃木大将略歴の額が掲げられた御供待所がある。邸内に立ち入ることはできないが、建物沿いに室内見物用のデッキがあり、そこから「故大将殉死之室」などが見物できる。但し、今は東日本大震災で損壊した母屋修復のためデッキは閉鎖中である。レンガ造りの立派な厩（うまや）や乃木大将と辻占売少年像を見た後、庭園を散策しながら坂を下り、裏門から乃木神社へ向かう。

　参道の手水舎、二の鳥居の先に拝殿があり、真夏でも参拝客がいる。一の鳥居から通称赤坂通りの都道赤坂杉並線（都道４１３号）に出ると乃木坂駅がある。外苑東通りから赤坂通りまでのかなりの高低差を利用した乃木公園、乃木大将旧邸、乃木神社、かつて庭園の一画にあったが、今回探しても見当たらなかった夫妻が殉死時に血が付いたものを埋めた「瘞血（えいけつ）之處の碑」などがある。

　乃木大将遺構（旧邸～乃木公園～乃木神社）（Ｈ１６－１１）

　日露戦争では第三軍司令官として旅順攻略に当たったが、むしろ明治天皇の大葬の日に夫婦で自刃したことの方が有名である。そのことにより、赤坂の旧邸が保存され、一部が乃木神社となった。付近の坂も、幽霊坂から乃木坂に改名された。