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犬吠埼灯台
高速バスの失敗がなければ登るつもりだったが、銚子から東京までの帰りの特急の時刻を考え断念した。
銚子から東京まで特急で1時間50分、各駅と快速の組み合わせで2時間25分、高速バスで2時間55分である。特急も16:38発のしおさい12号の次は19;15発のしおさい14号となる。従って、しおさい12号に乗ることは必須条件となる。 |
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犬吠埼灯台 展示室
灯台に付属している建物の右入口から入る。 |
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犬吠埼灯台 展示室 |
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犬吠埼灯台 展示室 プラントン像
下にプラントンの功績を記した銘板があるが、摩滅がひどく、解読するのに苦労した。 |
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犬吠埼灯台 展示室 プラントン像
1868年(明治1年)、英国スコットランドより来日する。燈台機械方頭、燈台築造首長として、数々の功績を残す。剱埼、神子元島、樫野崎、佐多岬、犬吠埼など26ヵ所に上る燈台建設を行う。1876年(明治9年)帰国、後1年間イギリスにおいて、在外顧問を務める。 |
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犬吠埼灯台 展示室 |
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犬吠埼灯台 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎
明泊43年に建てられたヴォールト屋根方式(かまぼこ型)の鉄造構造物は貴重な歴史的建造物です。
平成20年3月末まで犬吠埼に霧がかかった際、沖行<船に向かって霧笛を鳴らしていました。 |
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犬吠埼灯台 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎 |
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犬吠埼灯台 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎 |
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犬吠埼灯台 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎 犬吠埼灯台初代レンズ
このレンズは犬吠埼灯台が完成した明治7年(1874年)から昭和26年(1951年)まで使用された初代レンズでフランス製の一等八面閃光レンズです。
第二次世界大戦で損傷したため、現在の犬吠埼灯台レンズ(国産、一等四面閃光レンズ)と交替するまで約80年間、大海原に光りを発していました。
このレンズは一時、明治村(愛知県)で展示されておりましたが、灯台資料展示館開設(平成14年3月)時に里帰りし、平成25年3月、ここ旧犬吠埼霧信号所・霧笛舎に移設されました。 |
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犬吠埼灯台 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎 犬吠埼灯台初代レンズ |
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犬吠埼灯台 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎 霧笛音響装置 |
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犬吠埼灯台 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎 霧笛音響装置
旧犬吠埼霧信号所・霧笛音響装置
霧信号は霧笛とも呼ばれ、音を使うため風や付近の騒音受けやすい弱点はありますが、その鳴り方(同期:音を鳴らす時間と止めている時間の組み合わせ)が霧信号所によって異なるため、船舶はどこの霧信号所から発せら机ているか識別できます。
旧犬吠埼霧信号所の霧笛は30秒隔てて5秒吹鳴という周期でしたが、この装置では2秒隔てて5秒吹鳴という周期に変更しております。
スイッチを押して、旧犬吠埼霧信号所の霧笛をお聞き下さい。
霧信号(霧笛)を発する装置には
・ダイヤフラムホーン…電磁力により発音板を振動させて吹鳴する。
日本ではかつて主流であった方式
・エアサイレン‥‥‥‥圧縮空気によりサイレンを吹鳴する。
なとがあり、犬吠埼霧信号所は最後までエアサイレンを使用しておりました。 |
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犬吠埼灯台 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎
霧信号所とは航路標識(灯台等)の一種で音波標識と言われ、海上が霧や吹雪などで視界が悪いときに音を発し、その音を聞いた船舶は信号所からの概位、方向を知ることができます。(霧信号は霧笛と呼ばれることもあります。)
明治初期以来、船舶に対し貴重な役割を担ってきた霧信号所は、近年の航海計器の発達により、視界不良時でも船舶は他の方法で容易に自船の測位が可能となったことから、順次廃止されることになり、ここ犬吠埼霧信号所は平成20年3月末、廃止されました。
霧信号所廃止後、この建物(霧笛舎)を取り壊す計画もありましたが、この霧笛舎は明治43年に建てられたヴォールト屋根方式(蒲鉾型)の鉄造構造物で、銚子市をはじめとする多くの地元関係者から明治期に建てられた霧笛舎は歴史的価値の高い貴重なものであるとし、強い保存要望が出されました。
平成21年6月、霧笛舎の学術的価値を評価すべく、東京工業大学大学院教授・藤岡洋保氏にその調査を依頼し、平成22年1月、「霧笛舎は灯台史上、建築史上、技術史上、非常に価値の高いものであり、文化遺産として後世に永く伝えていくべき貴重な建物といえる。また、構造的にも現行法規下においても十分活用に耐えうる性能を保持しており、今後、その歴史的価値を保全しつつ、有効に活用していくことが可能な建物として評価できる。」との報告書が出されました。
これを受け、銚子市と燈光会は霧笛舎の保存を図りつつ、地域住民と霧笛舎の繋がりを後世に伝えるとともに、霧笛舎を活用した航路標識の周知広報、海事思想の普及を図っていくことになりました。
銚子市 燈光会 |
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犬吠埼灯台 資料展示館 |
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犬吠埼灯台 尻屋埼灯台の霧鐘
右後方の鐘は霧鐘である・
霧がかかり危険であることを沖行く船に音で知らせるための鐘です。
青森県北端の尻屋埼灯台で明治10年〜明治12年まで使用され、その後、昭和12年まで葛登支岬灯台(北海遭)で使用されていました。 |
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犬吠埼灯台 尻屋埼灯台の霧鐘
この鐘は、霧の深いときにに打ち鳴らして、近づく船に岬の所在を知らせたもので「霧鐘」といいます。
我が国最初の霧信号として、英人ズチブンソンの設計をもとに川口鋳造所で製作のうえ明治十年十一月二十日、尻屋埼灯台(青森県)に設置されました。
重さは一・七トンあって、スコットランド製の時計仕掛で一分間に一回打鳴らしていました。
明治十二年十二月十日に新式の蒸気霧笛にその役目をゆずり、昭和十二年まで葛登支岬灯台(北海道)で使用されていたものです。 |
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犬吠埼灯台 尻屋埼灯台の霧鐘 犬吠埼灯台 120年祭記念碑
平成6年11月15日の日付になっている。 |
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犬吠埼灯台 尻屋埼灯台の霧鐘から見た風景 |
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犬吠埼灯台 尻屋埼灯台の霧鐘から見た風景 |
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犬吠埼灯台 |