万歩計　散策点描　ＫＳＮ　指とま）駒場公園　旧前田侯爵邸見物R020206　駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）（洋館２階（長女居室～書斎～寝室））

	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　階段広間　階段を上った正面が夫人室で、右手に長女居室がある。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　階段広間　２階案内図　上が南で、中庭の上に階段広場があり右手に長女居室がある。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　長女居室　長女居室第一客用寝室として計画されましたが、長女の居室として使われました。２室に仕切ることもできる広い部屋です。カーテンは書斎と同等のものを用いますが、壁紙や絨毯の柄は、可愛らしいものに替えたようです。整備工事の際に、当初の雰囲気に倣って壁紙と絨毯を設えました。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　長女居室　長女居室は次の間付きの２部屋である。因みに長女は姫路藩の酒井伯爵当主と結婚した酒井美意子で、昭和３０年代にマナー、エチケットなどの評論家として活躍した。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　長女居室から見た芝生広場
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　書斎　２階の西南角にある前田利為侯の書斎で、当時数少ない電話が設置されていた。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　書斎　書斎利為侯の書斎で、邸内で最も重厚な雰囲気の部屋です。マントルピースのグリルには龍が浮き彫りにされ、ここが高貴な人物の部屋であることを示します。壁はチーク材のパネルと金唐紙で装飾され、天井もチーク材の鏡板を用い、床は寄木モザイクに絨毯を敷き込みます。机の背後には書棚が造り付けられています。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　次の間　次の間書斎の前室で、内装も書斎とほぼ同じです。洋間の造りに合わせた床の間を備えています。床の間の壁紙はサルブラ社（スイス、当時）のもので、鈍い金彩を放っています。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　次女居室
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　次女居室　次女居室書斎の附属室（図書室）として計画された部屋で、壁一面に書棚が造り付けられています。青いタイルのマントルピース、天井の星形の中心飾り、十二角形の変わった意匠のシャンデリアが特徴的です。次女の居室として使用されていました。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　夫人室　夫人室菊子夫人の居間で、家族団欒の場でもありました。鏡付きの優美なマントルピースには小菊模様のグリルをはめ、三連アーチの窓や格子天井もやさしい雰囲気です。カーテンや絨毯は紫色で、壁紙も華やかなダマスクの大柄を用い、邸内でもっとも華麗な部屋であったといいます。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　夫人室
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　夫人室
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　夫人室
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　寝室　２階は侯爵家の私的空間であるが、内装、家具など豪華なものであり、戦前の階級社会における華族の位置付けがよく分かる。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　寝室　寝室侯爵夫妻の寝室で、壁紙は金銀の色彩です。枕元の壁龕には前田家当主の守り刀が置かれており、その両脇の小窓は透かし彫りを施した豪華なものです。ベッドやキャビネット等の家具の多くは、ロンドンの高級家具店であるハンプトン社で誂え、船便で送られました。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　浴室
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　浴室　浴室手前が洗面室、奥がバスタブと洋式トイレを備えた浴室でした。地下１階のボイラー室からお湯を供給することが出来、スチーム暖房も完備されていました。
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　三女居室
	駒場公園　旧前田侯爵邸（洋館）　２階　三女居室　三女居室菊子夫人のための化粧室で、広い押入が２つ付属していました。そのためかラジエーターグリルのみでマントルピースはありませんでした。円弧状の張り出しに三連アーチの窓を配した優美な部屋で、天井の縁廻しシャンデリアも優美なものです。のちに、三女の居室として使用されました。