万歩計　散策点描　川崎稲門会）歴史散策　大磯駅から吉田茂邸へR010519　大磯城山公園　旧吉田茂邸（バラ園～日本庭園～旧吉田茂邸）（大磯城山公園　旧吉田茂邸（バラ園～日本庭園））

	東海道（国道１号）　城山公園前バス停先の城山公園前交差点で左折　右折すると城山公園の北側にある旧三井別邸地区である。城山は普通は「しろやま」というが、ここでは「じょうやま」と言う。
	東海道（国道１号）　城山公園　旧吉田茂邸　正門　旧吉田茂邸　戦後の内閣総理大臣を務めた吉田茂（１８７８－１９６７）が暮らしていた邸宅。もとは明治１７年（１８８４）に吉田茂の養父吉田健三土地を購入し、別荘を建てたのがはじまりで、養父亡き後吉田茂が邸宅を引き継いだ。昭和１９年頃（１９４４）より大磯の邸宅を本邸とし晩年を過ごした。本施設は吉田茂が暮らした当時の邸宅を復元したもの。昭和２２年頃建てられた応接間棟、及び昭和３０年代に近代数寄屋建築で有名な吉田五十八が設計した新館をメインに再建している。　政界引退後も多くの政治家が「大磯参り」を行い、また、元西独首相アデナウワー氏や当時の皇太子殿下、同妃殿下などの国内外の要人が招かれた。没後には大平首相とカーター大統領の日米首脳会談が実施されるなど近代政治の表舞台としても利用された。　吉田茂の没後、西武鉄道㈱へ売却され、大磯プリンスホテルの別館として利用されていたが、平成１６年頃より地元を中心に旧吉田茂邸保存の機運が高まり、県や町により、近代政治史の歴史文化遺産として保全・活用が検討され、隣接する「県立城山公園の拡大地域」として県が整備する方向性が定められた。しかし、その計画検討の最中、平成２１年３月、本邸が火災で焼失したが、焼失を免れた歴史的資源（兜門、七賢堂など）や大磯丘陵に連なる貴重な緑地を保存活用するため、同公園の拡大地域とすることが再確認され、その後、県が公園整備を行い、旧吉田茂邸は大磯町が町有施設として再建することとなった。（川崎稲門会）
	城山公園　旧吉田茂邸　バラ園
	城山公園　旧吉田茂邸　バラ園　バラ園　吉田茂は、バラの愛好家で、昭和三十六年頃、現在の駐車場の敷地にバラ園が造られました。　「プリンセスミチコ」と呼ばれる品種をはじめ、多くの種類のバラが植えられていましたが、昭和五十四年、当時の大平首相とカーター大統領の日米会談がこの地で行われた際に当時のバラ園は駐車場になり、面積は縮小されました。　公園整備にあたり、当時のバラ園の一角であるこの地に、吉田茂の好んだ大輪のバラの品種を再び植栽し、当時の雰囲気を演出しています。
	城山公園　旧吉田茂邸　バラ園　バラは今が盛りと咲き誇っている。ちなみに、横浜の山下公園や港の見える丘公園などで５月３日～６月２日にかけて「横浜ローズウィーク」が行われている。
	城山公園　旧吉田茂邸　バラ園
	城山公園　旧吉田茂邸　バラ園
	城山公園　旧吉田茂邸　バラ園
	城山公園　旧吉田茂邸　内門（兜門）　内門（兜門）　軒先に曲線状の切り欠きがあリ、兜の形に似ていることから「兜門」と呼ばれます。　また、サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられたことから、別名「講和条約門」とも言われています。　屋根には、「檜皮葺き」というヒノキの立ち木から剰いだ表皮を成型した檜皮を用い、少しずつずらしながら重ね、竹釘で固定していく伝統的技法が用いられています。　平成二十三年度に屋根の葺き替えなどの修復工事を行った際には棟札が発見され、昭和二十九年に建てられたこと、昭和五十七年に修復が行われていたことが判明しました。
	城山公園　旧吉田茂邸　内門（兜門）
	城山公園　旧吉田茂邸　休憩所で開催されているハープ演奏会　内門を通り右手にある広い休憩所であるが、立ち見客も出るほど混雑している有料のハープ演奏会である。
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　旧吉田茂邸　日本庭園の北側の丘の上に旧吉田茂邸があり、まず邸内見物（別ページに整理）に向かった。
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　旧吉田茂邸見物後、左折して木立に向かう
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　旧吉田茂邸沿いに東進
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　旧吉田茂邸沿いに東進
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　七賢堂　七賢堂もともと明治３６年に伊藤博文が明治維新の元勲のうちの岩倉具視、大久保利通、三条実美、木戸孝允の４人を祀った四賢堂を自身の邸宅「滄浪閣」に建てたものだったが、伊藤博文の死後、夫人により伊藤博文を加えた５人が祀られ「五賢堂」となった。昭和３５年に吉田茂邸に移設され、昭和３７年吉田茂が西園寺公望を合祀し、吉田茂の死後、昭和４３年に佐藤栄作により吉田茂が合祀されて「七賢堂」となった。焼失を免れ旧吉田茂邸の歴史を感じさせる建築物。　正面の扁額「七賢堂」の文字は佐藤栄作元首相の揮毫。（川崎稲門会）
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　七賢堂　緊急連絡時にサインポールという番号を通知し、的確な現在地を通報する。
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　心字池
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　心字池
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　日本庭園　この日本庭園は、池を中心にその周囲を散策して自然の移り変わりを愛でるもので「池泉回遊式」と呼ばれています。　設計者である造園家中島健氏は、数寄屋建築の本邸との調和や花を愛した吉田茂の嗜好をふまえ、様々な草花やツツジ類、ウメなどを多く取り入れ、色彩豊かな庭造りを行い、昭和三十六年頃に庭園が完成しました。　年月を経て、肥大化した樹木の切戻しを主とする剪定や、衰えてしまった松林を庭園の背景に戻すための育成を行い、吉田茂が晩年散策していた当時の雰囲気を感じ取ることができるよう、昭和四十年代の景観を復原し、その姿を維持するよう管理しています。
	城山公園　旧吉田茂邸　日本庭園　旧吉田茂邸の再建　　旧吉田茂邸は、吉田茂の養父、吉田健三氏が、明治十七年に別荘として建築したもので、その後、増改築を重ね、吉田茂が昭和十九年頃から、その生涯を閉じる昭和四十二年、八十九歳までを過ごした邸宅でした。　豪壮で近代的な数寄屋檜作りの本邸は、建築家吉田五十八氏の設計のもと、京都の宮大工により建築されました。　政界引退後も多くの政治家が「大磯詣」を行い、また、国内外の要人が招かれるなど、近代政治の舞台ともなりました。　平成二十一年三月、旧吉田茂邸は焼失してしまいましたが、大磯町が再建し、平成二十九年四月より、一般公開されました。
	東海道（国道１号）を東進　城山公園前交差点　イベントとしては、城山公園前交差点で左折し、城山公園の北側にある旧三井別邸地区に向かう。体力的には余力もあったが、３日前の伊勢神宮参拝の疲れがあり、昨年（平成３０年）の１２月に旧三井別邸地区に来ているので幹事に断って散策を終了した。