品川、御殿山、天王洲散策
(H17−08−13)
(English)
【関連サイト】 旧東海道散策 品川宿
東海寺(東海禅寺)は京急新馬場駅の反対側で第一京浜近くにあり、門前に沢庵禅師、賀茂真淵の墓の案内板がある。しかし境内は狭く、墓地も小さく、何度行っても該当するものが見つけられなかった。今回大崎駅から山手通りを歩いていたら、京浜東北線のガード手前に東海寺(東海禅寺)大山墓地入口の案内板があり、狭い道を行くと、沢庵禅師、賀茂真淵の墓があった。この墓地と東海寺(東海禅寺)とは数百メートル離れ、かっては大寺で境内も広大であったためであろうし、間違いでないが、東海寺(東海禅寺)の案内板は不適切である
山手通りから旧品川宿に入るとすぐに本陣跡があり、大老井伊直弼が開国に伴う問題の鎮護、安泰を願い開山した一心寺などを経て北上、八ツ山通りに出る。釣り船と品川駅の高層ビル群との対比が鮮やかな八ツ山通りを南下し、山手通りに出て直進、新東海橋を渡って天王洲アイルに行く。寛政10年(1798年)、大鯨が品川沖に入り、天王洲に追い込み捕らえたことを記念した鯨塚が八ツ山通り沿いにある。
ウオーターフロント開発の先駆けとなった天王洲アイルは若者向けとは言えないが、落ち着いた雰囲気の街である。高層ホテルが立ち並ぶ高輪口に比べ、寂れた港南口もいまや様相は一変し、高層ビルが立ち並び、新幹線品川駅もある街に変貌した。新橋の汐留シオサイトと違い、ビジネス街ではあるが、近くの釣り船や旧品川宿との対比が面白い。
箱根駅伝で有名な八ツ山橋交差点を過ぎると、右手に御殿山ヒルズがある。江戸時代に将軍が鷹狩の折りに休んだ品川御殿があった場所で、御殿山と呼ばれている。御殿山通りを下ると居木橋に出て、山手通りを歩いてヨーロッパ風のゲートシティ プラザを経て、大崎に向かう。