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バレンシア 火祭り(旧市街〜レイナ広場〜市庁舎)
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バレンシア 火祭り(旧市街〜レイナ広場〜市庁舎)
環状道路から右折、トゥリア公園に架かる芸術の橋(Pont de les Arts)を渡り、バレンシア現代美術館横のナ・ジュルナダ通りを進み、展示されているファリャ(人形)や火祭りを祝う人々を見つつムセオ通りを歩くと献花パレードの一隊に巡りあい、カルメン広場の修道院デル・カルメンに着く。ロテロス通りを東進し突き当りで右折、セラノス通りへ出て南下する。旧市街は見物し終えているので、途中から時折糞尿臭が漂う路地を歩いて貧弱なファリャ(人形)を見つつひたすらレイナ広場に向かう。
現在時刻は20時で、レイナ広場の南端にあるファリャ(人形)の火祭り開始を待ち構える人々で溢れかえっている。レイナ広場周辺の道路はオープンカフェとなっており、ワインを楽しみながら火祭りの開始を待っている。レイナ広場近くのレストラン2階で食事を終え、レイナ広場に戻ったのは子供用ファリャ(人形)に点火される直前の21時50分である。子供用ファリャ(人形)の点火は22時なので、格好のポイントを取ろうと押すな押すな状態である。係員が爆竹を連ねた紐を木に掛けたり、ファリャ(人形)に埋め込んだりしていく。献花パレードの紫の衣装の少女が点火役だが点火することに怯え、止むを得ず係員が点火し、木に掛けられた爆竹が移っていってファリャ(人形)があっという間に燃え上がる。火祭り終了後にサン・ビセンテ・マルティル通りを南下し市庁舎のあるアユンタミエント広場に向かう。
市庁舎前のアユンタミエント広場にあるカサス・コン・ソンリサ ホテルの最上階テラスに着いたのは22時半である。市庁舎の前にライトアップされたモーゼの十戒像が見える。見物客がアユンタミエント広場に集まりだし、23時10分には見物客が溢れだしてきた。23時35分に突然花火が上がり、その音の大きさに驚いた。日本の花火のように大輪の花が咲く、というタイプではない。他地区の火祭りで打ち上げられる花火だった。開始予定の午前1時、突然周囲の電気が消え、歓声が上がる。市庁舎前の広場から次々と花火が打ち上げられ、その音の大きさに度肝を抜かれる。その後、モーゼの十戒像の周囲に小規模のナイアガラの滝があり、直後に像が内部から赤く点灯されたと思ったら煙を上げ始めた。全く息をつく間もない展開である。周囲からは大歓声が上がる。モーゼの十戒像は燃え上がり、骨格の木造部分が巨大な火柱となって燃え続けた。詳細は動画を見て頂きたい。
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