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丸の内6th st DNタワー21(第一生命本社)角で右折、丸の内仲通りへ  |
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丸の内仲通り 新国際ビル界隈 街路案内図  |
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丸の内仲通り 新国際ビル 
丸の内仲通りを挟んで向かい側には国際ビルがあるが、いつもと同じ風景で特にオリンピック関係の展示はない。IOCによる厳しい商標権管理のため、「頑張れ東京」などのオリンピックを想像できる表現も禁止されているためである。 |
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丸の内仲通り 新国際ビル  |
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丸の内仲通り 馬場先通りを渡る 
交差点名はなく、馬場先通り(都道406号)は二重橋交差点と鍛冶橋交差点との間を結ぶ道路で、鍛冶橋交差点から先は鍛冶橋通りとなる。
右に丸の内ブリックスクエアがあり、左にティファニー丸の内東京店がある丸の内MY PLAZAがある。 |
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丸の内仲通り 丸の内ブリックスクエア 
馬場先通り(都道406号)を渡ると丸の内ブリックスクエアで、右手に赤レンガの三菱一号館美術館がある。
旧三菱一号館は、明治27年に竣工した丸の内で最初のオフィスビルで、昭和43年に解体された。三菱地所による丸の内再構築の一環で、平成21年4月に竣工、翌22年の4月6日に美術館が開館した。 |
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丸の内仲通り 丸の内ブリックスクエア(三菱一号館美術館 一号館広場) 
一号館広場はビルに囲まれた小広場で、丸の内仲通りなどの道路からは見えにくく、目立たない。しかし、新緑の頃は赤レンガとの対比が美しい。 |
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丸の内仲通り 丸の内ブリックスクエア 江戸時代の界隈説明 
この付近は昔、図のように多くの大名屋敷が建ち並んでいたので大名小路と呼ばれました。その起こりは17世紀始めに、徳川幕府が全国の大名に江戸城の建設を命じ、その準備として低地や海だったこの辺の整地も命じました。大名たちはその場所に屋敷を造ったのです。それがこのあたりが大名屋敷になった理由です。
大名は将軍から領地とその統治を委任された身分で、参勤交代制度により、主に、一年は白分の領地に、一年は江戸に住むことを義務づけられました。ですから大名はその家来と共に、領地と江戸の間を往復する生活でした。そして、図のように大名の領地は全国に分布していましたから、このあたりは全国から江戸に来た人々が集散する場所だったのです。
また大名屋敷は現在の大使館のような性格のもので、公的な館舎と事務所、大名の私的な邸宅、家来の住む長屋などで構成されていました。大名屋敷の居住者は多いのは五千人程度、少ない屋敷でも五百人はいました。
明治維新後、大名は廃止され、この大名小路の大部分は軍用地になりましたが、1890年(明治23年)に三菱社が買い取り、以後、三菱のもとでロンドンの市街地を範とした煉瓦造りのビル建設が進められ、「一丁ロンドン」と呼ばれたオフィスビル街が形成されました。以来、丸の内は現在みるような日本最大のビジネスセンターに発展しました。 |
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丸の内仲通り 丸の内ブリックスクエア 江戸時代の界隈説明 
@松平土佐守豊信 上屋敷
幕末維新の立役者、坂本龍馬は江戸に始めて出てきた頃、この邸内にあった長屋から鍛冶橋を渡って京橋桶町(現中央区八重洲2丁目)の千葉道場に通っていました。
A火消与力 組屋敷
幕府の直営消防隊(隣の定火消役屋敷)の士官クラスと下士官クラスの官舎があった場所です。江戸の代表的浮世絵師、歌川広重はこの屋敷内で火消同心の子として生まれ、成長した後もここで生活しました。 B(南)奉行所 C(南)奉行所
奉行所は町人対象の行政機関で、現在の東京都庁・警視庁・地方裁判所を兼ねたような役所でした。南・北の区別は地域の区別ではなく、隔月交替で執務したものです。奉行(長官)も職員も二組おり、奉行は旗本の中から任命されていました。 D伝奏屋炊(でんそうやしき)
幕府の対朝廷関係の迎賓館です。元禄の赤穂事件の発端は、この屋敷で浅野内匠頭が吉良上野介の指揮下で接待擢にあたったことから始まりました。 E評定所
現在の最高裁判所に相当する幕府の役所です。評定は、老中・寺社奉行・勘定奉行・町奉行・大目付による合議制で行われていました。 |
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丸の内仲通り 丸の内二丁目ビル 
丸の内ブリックスクエアの次のブロックにあり、この先のブロックには丸ビルがある。 |
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丸の内仲通り 丸ビル  |
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丸の内仲通り 丸ビル角の交差点で右折、行幸通りへ 
交差点を渡った角に新丸ビルがあり、右折すると昨秋に復原された東京駅があり、左折すると行幸通りのイチョウ並木で有名である。
行幸通りは中央に広い歩道兼馬車道があり、各国大使が信任状奉呈で皇居に参内する際、馬車で向かうことで有名である。 |
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行幸通り 歩道兼馬車道 
正面奥には東京駅の丸の内中央口がある。 |
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行幸通り 復原された東京駅丸の内中央口 
東京駅改修は「復原」を使う。
これは失われたものを再現する時には「復元」を使うが、現存しているが改修されているものを元に戻すことを「復原」というためである。
昨秋に復原された直後はライトアップされた東京駅を見物、撮影する人で大混雑だった。 |
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復原された東京駅丸の内北口 
IOCによる厳しい商標権管理のためか、丸の内界隈、東京駅周辺にもオリンピック招致成功の文字は全くない。 |
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復原された東京駅丸の内北口 ドーム天井 鷲のレリーフ、干支のレリーフ 
さすがに復原時の熱狂はなくなり、写真を撮るどころか、天井を見上げる人もいない。
丸天井のすぐ下には羽を大きく広げた鷲のレリーフがあり、その下にある灰色の円盤の中に干支のレリーフがある。 |