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城北大通り 浅野川大橋交番前交差点 |
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城北大通り 浅野川大橋大橋交番前交差点 卯辰山麓 重要伝統的建造物群保存地区 |
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城北大通り 浅野川大橋大橋交番前交差点 卯辰山麓 重要伝統的建造物群保存地区
卯辰山麓地区の町並み
卯辰山と旧北国街道(国道359号)に挟まれたこの地には、慶長期から延宝期(I596〜1681)にかけて、寺院群が概ね形成されたと考えられています。周辺の町場から成る寺町のうち、町割りが改変された「ひがし茶屋街」を除く範囲が、卯辰山麓伝統的建造物群保存地区となっています。
藩政期からの細街路や町割が今も色濃く残り、傾斜のある地形により曲折した街路には寺社が配されています。また、旧北国街道から各寺院に向かう東西の参道や、それらを結ぶ南北の街路沿いに、伝統的な町家が建ち並び、寺社と町屋が混然一体となった景観を有しています。
寺院の集積する区域では、街路に沿って連続する築地塀と石段を構えた寺院が建ち並びます。「七面小路」と呼ばれる通りからは、いくつもの寺院山門を見ることがてきます。一方で、町屋が集積する区域もあり、旧北国街道に平行し、材木問屋が集積していた「旧木町」や観音院の門前町として賑わいを見せた「旧観音町」などがあります。
平成23年、卯辰山麓地区は重要伝統的建造物群保存地区に選定され、唯史的な町並みの保存と住環境の整備を進めています。 |
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城北大通り 浅野川大橋大橋交番前交差点 卯辰山麓 重要要伝統的建造物群保存地区
卯辰山麓地区の寺院本堂は、切妻造・平入型の外観で、方丈6室型の平面を持つ形式が大半を占めます。一部に見られる緩やかな直線屋根は、板葺き石置き屋根の名残を残すものです。一方で、切妻造・妻入型で式台玄関を設ける形式も兒られ、正面の妻面に梁を何段にも重ねる妻飾りなど、寺院本堂の風格を備えています。
神社建築は、いずれも明治以降の再建です。参堂、幣殿、拝殿を接続する複合型社殿であり、本殿が一間社であるなど、近代の神社建築の特徴を良くあらわしています。
寺社以外の伝統的な建築は、切妻造・平入型で桟瓦葺とする町家形式のものが大半を占めます。かつての板葺き石置き屋根の勾配を残し、金属板葺きとすろものも兒られます。袖卯建、軒裏の意匠、2階正面開口部の意匠など、金沢におけるそれぞれの時代の町家の特徴を良くあらわしたちのか多く残っています。 |
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城北大通り 浅野川大橋大橋交番前交差点 卯辰山麓 重要伝統的建造物群保存地区
心の道
卯辰山の麓に複雑に入り組んだまちを歩くには、散策ルート「心の道」が便利です。数多くの寺院や史跡が点在するこの道を、是非ゆっくりと歩いてみてください。 |
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城北大通り 浅野川大橋大橋交番前交差点 卯辰山麓 重要伝統的建造物群保存地区
周辺の町並み
卯辰山麓伝統的建造物群保存地区に囲まれた「ひがし茶屋街」と浅野川対岸の「主計町茶屋街」には茶屋建築が連なり、華麗な茶屋文化を今に伝える町並みが、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
卯辰山麓地区と浅野川に挟まれた「旧御歩町」には、武士系の建物や土塀など、かつての面影を残しています。対岸には、同じく武士系の町並みである「旧彦三一番丁・母衣町」や、商家の連なる「旧新町」の町並みがあります。
また、城下町を守った惣構の跡が、主計町緑水苑や浅野川大橋南の枯木橋詰遺構に見ることができます。 |
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城北大通り 浅野川大橋大橋交番前交差点 卯辰山麓 重要伝統的建造物群保存地区 |
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城北大通り 浅野川大橋交番前交差点で右折 |
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ひがし茶屋街 茶屋街を散策 |
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ひがし茶屋街 茶屋街を散策
ひがしやま まち空間
この建物は藩政時代より代々四十万屋こと 芝田生菓子店として 金澤五色生菓子や 氷室饅頭を販売していました。
この度 その店先を「ひがしやま まち空間」と名付け 東山界隈(旧七連区)の町民文化を展示し その心を観て頂く 一息のやすらぎの空間としました。
金澤東山まちづくり協議会 |
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ひがし茶屋街 茶屋街を散策 |
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ひがし茶屋街 右折して東山河岸緑地へ |
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ひがし茶屋街 浅野川沿い 東山河岸緑地 |
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ひがし茶屋街 浅野川沿い 東山河岸緑地 |
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ひがし茶屋街 ひがし茶屋休憩館 |
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ひがし茶屋街 ひがし茶屋休憩館 |
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ひがし茶屋街 ひがし茶屋休憩館
金沢市指定文化財 旧涌波家住宅主屋
旧涌波家住宅主屋は、現地詳細調査の結果、金沢の古い町家の建築要素を示す多数の痕跡が明らかとなり、このことから江戸時代末期の建築と推定された。平成十五年度にこの調査結果に基づき、明治初期の時代考証で復原修理工事が行われた。
建物は桁行4間、梁間6間半の規模で、明治初期に2階建となったが、建築当初は平屋で、板葺き石置き屋根であったことが明らかとなっている。屋根を鋼板葺きに変更した以外は忠実に復原されている。
建物正面の1階各柱間に蔀と呼ばれる横板戸が上下に2枚入り、玄関の蔀にはくぐり戸が付く。軒の先端部には風返しと呼ばれる横板が付き、2階の隣地境界部分の両側に袖壁、窓面には方格子が付く。1階の板庇に下がる板張りの装置はサガリと呼ばれる。
当初からの変遷が明らかで元来の敷地に現存する歴史的建築は少なく、金沢における藩政期の町家建築の旧状を知ることの出来る極めて貴重な遺構である。 |
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ひがし茶屋街 茶屋街を散策 観音町石碑 |
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ひがし茶屋街 茶屋街を散策 観音町石碑で左折 |
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ひがし茶屋街 名物きんつば 中田屋 |
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ひがし茶屋街 茶屋街を散策 |
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ひがし茶屋街 茶屋街を散策
若い女性のグループが多く、中国人観光客のグループも多い。 |
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ひがし茶屋街 レストラン 自由軒 |
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ひがし茶屋街 茶屋街広場
ひがし茶屋街のほぼ中央にある唯一の広場である。 |