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北陸新幹線の売り物の一つであるファーストクラスの上のグランクラスで東京、金沢を往復した。席は1+2で専任アテンダントが時折訪れ、飲み放題の飲み物の注文を取るので静かな旅行が楽しめる。日本茶、コーヒー共にいい味だが、惜しむらくは最もまずいサントリービールしか提供されないことである。軽食の幕の内弁当等の味、量共に妥当である。大きな窓からの風景は2月なのに長野〜上越妙高以外は屋根、道路ともに雪はなく、同区間は長いトンネルだらけでWi-Fiは接続しない。乗車時間は最速なので2時間半と東京〜新大阪と同等だが、グランクラスで静かなのであっという間に金沢、という感じである。 金沢駅(兼六園口)を出ると正面に見える鼓門ともてなしドームの偉容に驚かされ、写真を撮らない人はいない。東口広場で測った熱中症計の温度は16.5℃で、雪は全く無く、重装備の防寒対策は的外れである。金沢駅前中央口交差点で昭和大通りを渡り、金沢駅通りを南東に進み、リファーレ金沢、西門口前交差点の東本願寺 金沢別院と過ぎ、めいてつ エムザ店がある武蔵交差点で地下道で渡り、近江町市場の市姫神社口に至る。 城北大通りの卯辰山麓 重要伝統的建造物群保存地区の心の道や周辺の町並みなどの案内板がある浅野川大橋交番前交差点で右折してひがし茶屋街に入り、浅野川沿いの東山河岸緑地、旧涌波家住宅主屋のひがし茶屋休憩館を過ぎて観音町石碑で左折、名物きんつば 中田屋、レストラン 自由軒などを散策し、茶屋街広場に至る。 城北大通りの浅野川大橋南詰で右折、主計町料理料亭街(鏡花のみち)へ入る。南詰に建つ今越清三朗翁出生の地石碑の今越清三朗と言っても誰のことか分からないが、横の「乃木将軍と孝子辻占売少年」の碑文を見て東京の乃木大将旧邸にある像を思い出した。金沢では、少年の出生の地碑だけだが、東京ではエピソードの像と説明文がついている。主計町は、大阪夏冬の両役に功をたてた加賀藩士富田主計の邸地があったところなのでこの名がついたといわれる。主計町緑水苑には西内惣構堀があり、向かいの中の橋まで南詰からかなりの距離があるが、大小は違っても料亭が延々と続いている。浅野川に架かる小橋を渡り道なりに歩き、案内に従い左折すると金沢の名所としてよくテレビや本に掲載されているあめの俵屋本店に至る。
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