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旧古河庭園 正門
入場料は通常150円、65歳以上の高齢者は半額の70円である。今回は老人週間なので60歳以上と付添人1名は無料で、年齢を証明する資料を提示するだけで入園できる。但し、入園時のチケットはもらえない。 |
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旧古河庭園 案内
この庭園(面積30,780u)は、英国風古典様式の本館を中心として、その前庭の欧風花壇及び池泉回遊式日本庭園よりなっております。
もと古河氏の所有でありましたが、昭和三十年4月、東京都の管理するところとなりました。
本館及び前庭欧風花壇は、英国人ジョサイア・コンドル博士の設計によって、大正六年竣功したもので、また心字池を中心とする池泉回遊式日本庭園は、京都の庭師植治の作庭によるものでありますが、ともに和洋の様式が調和した稀にみる設計というべく、その文化財としての価値もまた大なるものがありますので、これを永く保存すると共に一般に公開するものです。
本園は平成18年1月26日に国の名勝に指定されました。
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旧古河庭園 正門から洋館へ |
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旧古河庭園 庭園の案内
親切な案内ではあるが、長文なので墨が滲んで読みにくい。
この庭園の敷地は、もとは明治の元勲陸奥宗光の別宅でした。その後古河家が譲り受け、三代目当主の古河虎之助が大正3年頃に従来の敷地は本宅用地とし、新たに隣接地を買収して、庭園としたのが始まりです。
時を経て、国に所有権が移り、地元の要望などを取り入れて東京都が整備したのち昭和三十一年四月から公開しました。
この庭園の特徴は、武蔵野台地の南斜面という地形を活かし、この台地にゴシック様式の洋館を配しそのまわりと前面の斜面は明るい洋風庭園とし、連続する低地には池泉を中心とした和風庭園をつくり、これらを一体としたことにあります。
設計にあたっては、鹿鳴館や、ニコライ聖堂などを手掛けた英国人ジョサイア・コンドル(1852〜1920)が洋館並びに洋風庭園を受け持ちました。
また、和風庭園は、京都の平安神宮や無隣庵を作庭したことで知られる京都の著名な庭師、埴治こと小川治兵衛(1860〜1933)の手によるもので、地形を活かした日本の伝統的な庭園を見事に造りあげています。
当庭園は、大正期の原型を留める貴重なもので、昭和五十七年八月四日に東京都文化財として指定され今日に至っていましたが、近代の庭園の中でも極めて良好に保存され、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な庭園として、平成十八年一月二十六日、国の名勝に指定されました。 |
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旧古河庭園 洋館
洋館には事前申請しないと入館できない。入館申請要領は本郷通りの正門のオレンジ色の案内板で掲示されているが、見落としやすい。
洋館見学要領
・往復ハガキに寄る事前予約が原則です。
(記入要領は受付にあります)
・見学は一日三回の予定ですが、都合により
変更する場合があります。
第一回 10:30〜11:30
第二回 13:00〜14:00
第三回 14:30〜15:30
(開始15分前までに洋館玄関前に集合して下さい)
・一回の入館者は20名までです。 |
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旧古河庭園 洋館前 芝生 |
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旧古河庭園 洋館前 バラ園 |
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旧古河庭園 洋館
石造りの洋館(大谷美術館)
英国貴族の邸宅にならった古典様式で、天然スレートぶきレンガ造り。外壁は真鶴産の赤味をおびた新小松石(安山岩)で覆われており、雨にぬれると落ち着いた色調をかもしだします。 |
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旧古河庭園 展望台の四阿 |
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旧古河庭園 展望台から見た日本庭園
かなり急な斜面になっており、日本庭園の木立が鬱蒼としている。 |
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旧古河庭園 展望台から見た洋風庭園 |
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旧古河庭園 洋館前 バラ園 |
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旧古河庭園 洋館前 バラ園 |
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旧古河庭園 洋風庭園
テラス式の庭園に植えられたバラは、春と秋に見事な大輪の花を咲かせ、洋館の風情と相まって異国情緒を満喫させてくれます。秋篠宮家の長女・眞子様のお印・「モッコウバラ(木香茨)」が石垣をびっしりと覆っています。 |
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旧古河庭園 洋風庭園
洋風庭園の階段を下り、日本庭園に向かう。 |
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旧古河庭園 日本庭園
左折し、展望台の下の道を東進する。 |
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旧古河庭園 日本庭園 黒ボク石積 |
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旧古河庭園 日本庭園 黒ボク石積
富士山の溶岩で、多孔質で軽く、加工もしやすい。
山の雰囲気が出るため、主に関東で石組みとして用いられる事が多いが、石垣上のものは珍しい。 |
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旧古河庭園 日本庭園 4奥の院型灯籠
日本庭園には様々な石灯籠が飾られている。 |
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旧古河庭園 日本庭園 散策道を進む |
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旧古河庭園 日本庭園 展望台の四阿
かなりの高低差があることが分かる。 |