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フィレンツェ散策H240328

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  ベネティア〜フィレンツェ市内〜ウフィツィ美術館

 ベネティアのサン・マルコ広場の外れにある水上タクシー乗船場から乗り、サン・マルコ運河を進み、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、旧スタッキー製粉所と過ぎてトロンケットに着く。そこから高速バスに乗り、田園風景が続くが、ボローニャに近付くに連れ山並みが見え出し、4時間弱でフィレンツェ市内に到着する。

 バスを降り、河畔にホテルが並ぶアルノ川の上流に向かって歩き、フィレンツェ国立中央図書館、アッレ・グラツィエ橋、近代美術館、ガリレオ博物館と過ぎて、名所である2階建てのベッキオ橋手前で右折し、ウフィツィ美術館へ向かう。

 シニョリーア広場のヴェッキオ宮殿前にダビデ像(レプリカ)やメドゥーサの首を持つペルセウス像などが飾られているウフィツィ美術館に入る。メディチ家の美術品を収容し、その質、量ともにイタリア最大の美術館である。ウフィツィ美術館には、ポッティチェッリのヴィーナスの誕生、春を始め、何人もの画家による受胎告知や東方三博士の礼拝など、美術の教科書でお馴染みの絵画が間近に見られるが、写真撮影が禁止されているので紹介できないのが残念である。入口にはメディチ家の男子断絶により唯一の相続人で、トスカーナ政府に美術品を寄贈したアンナ・マリーア・ルイーザの肖像が飾られている。

  ドゥオーモ〜ミケランジェロの丘〜ホテル

 ウフィツィ美術館からライオン通り(ヴェッキオ宮殿の裏通り)を歩き、バルジェッロ国立美術館を経てダンテの生家博物館を通り、ドゥオーモ フィレンツェ大聖堂に向かう。ダンテは13世紀から14世紀にかけてフィレンツェで政治活動をしたが、政争に敗れて永久追放となった。神曲の作家としても有名である。

  ドゥオーモは大聖堂の意味で、フィレンツェ大聖堂の正式名称はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂で、1296年から140年以上かけて1436年に建設され、現在のドームは3代目である。大聖堂はレンガ色のドームと白い外壁の対比が鮮やかで、ジョットの鐘楼、八角形のサン・ジョヴァンニ礼拝堂で構成される。大聖堂の中は見物でき、天蓋の最後の審判は見事である。

 ダンテ、マキャベッリ、ミケランジェロ、ロッシーニなど著名人の墓があるサンタ・クローチェ教会からアルノ川河畔まで歩いてバスに乗る。ダビデ像(レプリカ)が飾られたミケランジェロの丘からはフィレンツェが一望できる。左にはウフィツィ美術館に隣接するヴェッキオ宮殿、アルノ川に架かるベッキオ橋が見え、中央にはドゥオーモ フィレンツェ大聖堂のドーム、右にはサンタ・クローチェ教会である。バスに乗り、市を囲む防壁の遺構を見つつホテルに向かう。





 
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