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H271208 ローマ市内観光(トレビの泉、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、サン・ピエトロ大聖堂) イタリア、フランス周遊H240326-0402
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トレビの泉〜スペイン広場〜界隈散策(コロッセオ〜フォロ・ロマーノ)
「いつくしみの聖年」の特別聖年の開始日に当たり、交通規制が厳しく何が起こるか分からなため、観光バスではなくバンで移動した。又、予定のヴァチカン美術館は翌日の出発前に行うことにした。本来はホテルから歩いてスペイン広場やトレビの泉に行くことができるが、バンでトレビの泉に出かけた。3年半前に来た時は観光客で大混雑で、コインを投げるために泉の前に近づくのに苦労したが、今回はほとんど観光客もおらず、気が抜けた。スペイン広場ではマリア像の塔で教皇が「無原罪の聖母」の大祝日のミサを行うための準備に追われ、スペイン階段は封鎖されていた。
3年半前にローマに来た時は、コロッセオ広場で外からコロッセオとフォロ・ロマーノを眺めただけだった。今回はそれぞれ内部に入って見物することにしており、別ページにまとめた。間近に見るコロッセオの高さは3階建、48.5mであり、さすがに大きい。コロッセオ広場のコンスタンティヌスの凱旋門の向かいにある入口からフォロ・ロマーノに入ろうとしたが閉鎖されており、フォロ・ロマーノ沿いにフォリ・インペリアリ通りを西進して別の入口に向かう。
コロッセオ見物、フォロ・ロマーノ見物
コロッセオに入り、奥の高齢者、身障者用エレベーターで3階に上る。コロッセオの1階は貴族などVIP席、2階は一般席、3階は立ち見席だった。コロッセオの第一印象は大きい!!で、外周が527m、高さは48.5m、約5万人を収容したことを実感する。色々の国の観光客とともに外周を歩き、2階に降りる。舞台の床がなく、地下の様々な施設がよく見えるが、かつては人力エレベータで人や動物を迫り上げていたそうである。
フォロとは公共広場のことで、古代ローマ帝国の政治、経済、宗教の中心だった場所である。入口から入った途端に感じたのは「瓦礫の山」である。円柱が3本か、8本かで建物の区別がついたり、1面の壁しか残ってないとか、階段だけのものもある。現地ガイドは次々に建物の名前と来歴を説明して先に進むが、聞いている方は写真を撮って後を追うので精一杯である。瓦礫の山を歩いて西端のセヴェレスの凱旋門に至る。
いつくしみの聖年 サン・ピエトロ大聖堂
フォロ・ロマーノの西端のタブラリウム、サンティ・ルカ・エ・マルティーナ教会、聖ペトロが殉教前にこの牢獄に収監されていたという言い伝えがあるマメルティヌスの牢獄を経て、カピトリーノ美術館があるカンピドーリョ広場に出る。広場から白亜のアラコエリのサンタ・マリア聖堂を見つつ階段を下り、バンに乗る。サン・ピエトロ大聖堂に行きたいが、色々と規制がありレププリカ広場(共和国広場)のサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会、ナイアディの噴水やベネティア広場のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂を見つつ、サン・ピエトロ広場正面のコンチリアツィオーネ通りに着く。
あちこちの入口で警備の警官に制止され、結局サン・ピエトロ大聖堂に続くコンチリアツィオーネ通りの検問所でバンをおりた。手荷物検査の検問所では長い列が出来ており、サン・ピエトロ大聖堂まで牛歩で進むしかない、と覚悟を決めた。ところが検問所を出たらほとんど観光客がいない広い道が眼前に広がった。結局いつくしみの聖年の開始日で、規制の厳しさから逆に観光客が自己規制したのだろう、と言うのが現地ガイドの言である。サン・ピエトロ広場入口での再度の手荷物検査を終え、午前中に教皇が開けた聖年の扉から入場する。大聖堂の中央身廊には入れず、内陣もミサをする信者のみなので、右側廊のミケランジェロ作ピエタ像や、中央身廊 御変容の祭壇のラファエロの傑作を元に作られたモザイク画ぐらいしか見られなかった。サン・ピエトロ広場に出てスイス傭兵の交代式や、クリスマスツリー、イエス誕生の馬小屋などを見てコンチリアツィオーネ通りを戻る。
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